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野球 コラム 2020年2月16日

前田健太、ツインズでキャンプイン

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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一悶着あったものの、前田健太はツインズの一員として無事フロリダでの春季キャンプを迎える運びとなった。

ベテランらしい安定したパフォーマンスで先発ローテーションの一角を担うことが期待される右腕について、『MLB.com』では現地13日付の記事で次のようにキャンプインの様子を伝えている。

「ケンタ・マエダはツインズ、ドジャース、そしてレッドソックスによる取引の行き詰まりが長引くなか、代理人からトレードの成立は100%定かではないと聞かされていた先週の状態について、“宙ぶらりん”だったと表現した。

しかし、最も煩わしかったのは、アリゾナでのスプリング・トレーニングへ向けて荷造りしていたもの全てを、キャリアで初めてとなるフロリダへ行き先変更しなければならなかったことだったと、彼は言った。

マエダ一家は問題なく、水曜にフォートマイヤーズに到着し、木曜にはハモンドスタジアムにて、日米のメディアを前に、正式にツインズの一員としてお披露目された姿が配信された。

彼は新しい投手コーチや、ツインシティーズで一番の日本料理屋については余り知らないが、ミネソタ地域の最新メンバーとなったことに胸を躍らせている」。

「知っているのは、(ミネソタが)寒いということだけです」と前田は通訳のダイチ・セキザキを介して述べた。

それもそうだが、もっと重要なのは、前田が望む通り、これまでより安定して先発投手として投げる機会に恵まれることを彼が承知していることだろう。

彼は過去2シーズン、ドジャースの先発投手の戦力事情と、特に彼がポストシーズンに見せたリリーフ投手としての力量により、ブルペンから登場する機会が増えていた。

「必ずしも約束されたポジションではありませんが、僕は先発で投げることになると聞いているので、嬉しいですね」と前田。

前田は2016年から2017年にかけて、メジャーで出場した61試合中、57試合で先発しているが、ここ2シーズンは76試合の出場で、先発は46試合のみとなっていた。

ミネソタではこの問題は起こらないだろう。というのも、フロントのリーダーシップに加え、監督のロッコ・バルデッリは、前田のことを2020年のみでなく、これから先も長いこと先発のオプションとして考えていると示唆したのである。

前田を先発ローテーションに据えるのは、球団と選手の両方にとって有益となるだろう。

ツインズには先発投手の深みが必要であり、マエダは基本年俸の300万ドルに加え、先発試合数と投球回数に応じて、毎年最大1000万ドルのボーナスを手にすることが可能なのである。

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