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シカゴ・カブスのダルビッシュ有は日本時間22日(現地21日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回1/3を投げて無四球8奪三振と最近の好調振りの片鱗を見せるも、4被弾を含む7失点(自責6)で降板となった。
試合は乱打戦を制したカブスが12-11で勝利し、ダルビッシュには勝敗はつかなかった。ダルビッシュは今季、天敵ともいえるジャイアンツに対し、11回1/3を投げて13安打11失点と手を焼いている。
◆試合結果
SFG|2 0 0 0 2 5 2 0 0|11
CHC|2 2 2 0 1 3 0 2 X|12
『MLB.com』は同日付で掲載した試合の速報記事のなかで、ダルビッシュのこの日のパフォーマンスについて、次のように伝えた。
「ダルビッシュは見事な連続無四球試合を継続させるも、ジャイアンツを相手に、一発を浴びる悪癖に痛い目を見た。
エバン・ロンゴリア、マイク・ヤストレムスキー、そしてスティーブン・ボートはそれぞれダルビッシュから2ランホームランを放ち、ケビン・ピラーもソロホームランを放った。
ダルビッシュは5回1/3を投げて7失点(自責6)とするかたわら、無四球8奪三振とした。右腕はMLB史上初めて、先発した5試合連続で無四球8奪三振以上を記録した投手となった」。
一方、地元紙『シカゴ・サンタイムズ』はこの日のダルビッシュの投球について、電子版に掲載した記事で次のように伝えている。
「リグレー・フィールドの観客が“ユウ”コールの準備を万端整えてきた夜(この日一番大音量のコールが響いたのは、ダルビッシュが適時単打を放ち、カブスが3-2で先行した場面だった)、当の投手はうなだれてゆっくりと歩きながらベンチへ向かい、試合を後にした。
それは、カブスでの成績を大幅に好転させ始めたように見えた男の得るべき筋書きではなかった」。
ダルビッシュは(まだカブスの一員として、34試合で5勝しか挙げていないが)、先発した直近7試合の防御率を2.36とし、絶好調のままこの試合を迎えた。
その間、ダルビッシュの制球は完璧であり、それはこの試合を含む5試合連続で無四球としたことが証左となっている。
ダルビッシュはツキに恵まれないこともあり、成績を4勝6敗に留めている。ダルビッシュは今季8回あったクオリティ・スタートのうち、2勝しか挙げられていないのである。
とは言え、パフォーマンスのレベルは、カブスが2018年のシーズン前に6年1億2600万ドルで契約した際に期待していたところまで来ているように見えていた。
J SPORTS 編集部
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