人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2019年7月11日

激戦区を勝ち抜いた6チーム。都市対抗野球チーム紹介:東京、西関東代表

野球好きコラム by 大島 和人
  • Line

◆JR東日本(東京第3代表)

東京第3代表は10年連続22回目の出場を決めたJR東日本。投手陣は一昨年に田嶋大樹(現オリックス)、昨年も坂東湧梧(現福岡ソフトバンクホークス)をプロに送り出している。

ただし、今年の予選は投手陣が安定せず伊藤将司、太田龍、西田光汰の3枚を軸に継投で凌ぐ試合が多かった。

伊藤は国際武道大から入社したばかりの新人で、横浜高でもエースを任されていた実戦派左腕。力強さが増して、140キロ台の速球で押せるようになっている。好調時の制球力を取り戻せるようになるかが本大会のカギだろう。

太田龍はれいめい高から入社3年目で、190センチ・91キロと大型右腕。150キロ超の速球を持つドラフト上位候補だ。荒削りな部分は残すが、速球と変化球で空振り三振を量産する爽快な投球は必見。

西田光汰は予選で好投した。大体大浪商高出身から入社して3年目の右腕で、速球は常時140キロ前後と平凡だ。しかし、脇を締めてボールの出どころが見にくいフォームが曲者。都予選は11回3分の2を2失点で抑えている。

上位打線は1番・佐藤拓也、2番・東條航とも出塁率が高く足もある。3番・丸子達也は187センチ・103キロと巨漢の左打者で、一発を持つ。

予選で意外性を発揮したのが渡辺和哉捕手。19打席で8奪三振と粗さはあったが、2本塁打を放った。

◆明治安田生命(東京第4代表)

東京第4代表は4年ぶり6回目の出場となる明治安田生命。29歳の右腕・大久保匠と32歳の右腕・古田康浩が投手陣の二本柱で、どちらも安定して試合を作れるタイプだ。

打線は東京都予選の7試合で打率.203と苦しんだが、東京ガスから中山悠輝(内野手)、坂井貴文(外野手)を補強している。東京ガスとセガサミーの予選敗退は、東京の代表チームにとって「補強選手のレベルアップ」につながった。

◆三菱日立パワーシステムズ(西関東第1代表)>

西関東第1代表は4年連続11回目の出場となる三菱日立パワーシステムズ(MHPS)だ。2019年が三菱重工長崎と統合して3年目となる。

投手陣は奥山政稔が福岡ソフトバンクホークス入り。一方で今予選は昨年3月に右肘の靭帯再建手術を行った大野亨輔が復活を果たしている。

他にも中央大から入社した本格派右腕・伊藤優輔や右サイドの本格派・本多裕哉、20歳の左腕・浜屋将太と多彩なタイプが揃う。またJX-ENEOSから補強した2選手はいずれも投手だ。

二橋大地は東日本国際大から入社して3年目の外野手。予選ではチーム最多の4打点を記録している。盛岡大附属高時代には2012年夏の岩手県大会決勝で大谷翔平から3ラン本塁打を放ち、「最後の夏」に怪物の甲子園出場を阻んだ強打者だ。

◆東芝(西関東第2代表)

西関東第2代表は11年連続41回目の出場となる東芝。投手陣は岡野祐一郎、宮川哲の両右腕が2枚看板だ。

25歳の岡野はシュート、カット、フォークと多彩な変化球を持ち、140キロ台後半の速球でも勝負できるタイプ。宮川哲は上武大から入社して2年目で、最速154キロの速球を持つ本格派だ。共にドラフト候補でもある。

野手陣は服部政樹、松永隆太、藤原将太らベテランの出番が減り気味で、若手への切り替えを図っている。予選は金子聖史が3試合で打率5割、7打点と好調だった。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ