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野球 コラム 2019年6月21日

【広島好き】「ファウルボールの行方には十分ご注意下さい」。ボール直撃からの救護室初体験レポート

野球好きコラム by 大井 智保子
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「どこ打ちましたか?」と先生に聞かれ、「腰です」と見せた。「腰…ですか。」なかなか無いのか不思議な顔をされたので、こういう風に前かがみになっていてと再現したら納得してくれた。

患部をみせてくださいとなったので、ワンピースを捲り上げた。ちなみに先生は男性だ。球場でこんな恥ずかしい経験をするとは思いもしなかったが、やはり痛みには変えられない。

結局、湿布を貼って様子を見るしかないと診断され、女性スタッフが湿布を貼ってくれた。さらに、氷を15個くらい入れた袋をガーゼで包んだ冷やしアイテムを作ってもらい、席に戻った。

腰を冷やしながら席に戻ると、

「鈴木誠也来てくれた!?」
「サイン入りバットとかもらえるんじゃないん!?」

と質問責めにあうことに。私も実は噂に聞くオプションを楽しみにしていなかったというと嘘になる。

しかし、実際は何もなかった。サインボールがもらえるわけでも、サイン入りバットがもらえるわけでも、ドリンクチケットがもらえるわけでもない。ただの都市伝説だった。

ただ、痛みに耐え、その後のワイン色の大きなアザが思い出になるだけだ。鈴木誠也のユニフォームで、鈴木のボールが当たったこと、そして救護室という初体験ができたことがせめてもの収穫だろう。

なので、ファールボールにはどうか気をつけてほしいと思う。痛いし、試合も途中見られなくなる、さらには当たったからといって、そのファールボールをもらえたわけでもない。

あの時、痛くてうずくまっている間に、後ろのおじさんにヒョイとボールを取られたことを私は忘れない。

お願いだ、まずは自分の身を守り、そして、もしも痛がっている人が近くにいたら、その手元のファールボールはその人に渡してあげてほしい。

文:大井智保子

大井 智保子

大井 智保子

年間40試合以上は球場へ観戦に行く、広島県江田島市出身のカープファン(天谷世代)。「カープ女子」という言葉を世に広め、2014年にはユーキャン新語・流行語大賞でトップ10を受賞。"カープ女子神3"と呼ばれる。本業は広告代理店のOLだが、ライターとの二刀流を目指す! Twitterアカウント

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