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前田自身も今季初勝利を記録し、今後の先発ローテンション入りへ向け、上々のアピールとなった。以下、同日付で現地紙ロサンゼルス・タイムズが電子版に掲載した記事の抜粋である。
「ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、(試合時間の)記録を更新した13回に及ぶドジャースタジアムでの金曜夜の敗戦で、試合終了を待たずにケンタ・マエダを帰宅させた」。
29日(金)に行われたドジャースvs.ダイヤモンドバックス戦、試合時間は6時間5分に及び、試合終了は深夜1時を過ぎ。
「マエダに未明にまで及んだ試合の結末を目撃させる必要はどこにもなかったのである。前田の仕事は、この悪い冗談が土曜の試合でもドジャースに悪影響を与えさせないことだった」。
延々と続いたアリゾナ・ダイアモンドバックスとの試合での敗戦により、この日の前田による長いイニングスの投球は、ドジャースにとってこの上なく重要なものとなった。
ロバーツ監督は、この土曜の試合でリリーフ陣の8人中6人は使える状態だったと述べたが、その6人のうち5人は金曜の試合で登板していた。
もう一晩長い夜が続けば、春季のトレーニングが限定的だったウォーカー・ビューラーが今季初先発する日曜の試合で、ドジャースは無力化されるところだったのである。
幸先良い立ち上がりではなかったが、前田はドジャースがシーズン3日目でブルペンの疲弊を回避する上で必要としていたパフォーマンスを披露。
「シーズン開幕から一風変わった試合を続けたチームは、盛りだくさんだった土曜のドジャースタジアムでの試合を18−5で勝利した。
マエダは6回2/3で3本塁打を許すも(いずれもソロ本塁打)、ドジャース打線が2日前に8本塁打を放ち、前夜にリリーフ陣7人中6人が登板したダイアモンドバックス投手陣を圧倒した」。
「ケンタが流れを作ってくれた」とロバーツ監督。「今日は(投球回の)長さが必要だった。7回は最後まで投げさせたいところだったが、彼は最後までずっと主導権を握っていた」。
ドジャースは絶対的エースのカーショウがケガで出遅れていることもあり、今後も前田は重要なピースのひとつとしてチームに必要とされる存在になりそうだ。
J SPORTS 編集部
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