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野球 コラム 2018年12月17日

やっぱり「絵に描いた餅」だったレイズ新球場プラン

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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そして、前述のとおりレイズはタンパベイの対岸にあるイーボーシティに新球場を建設するプランを発表した。それは近未来的デザインで、クリアガラスの固定ルーフをもちサイド部分のガラスウォールは一部開閉式、フィールドとファンの距離が極めて近いという中々魅力的なものだった。

しかし、今回その案を取り下げてしまった。9億ドルとも見積られている建設費用の調達に目処が立っていない、というのがその理由だ。期待する地元財界や投資家グループからの資金提供やネーミングングライツ獲得に具体的な進展がなかったという。

レイズの新球場プランは10年前にも頓挫している。この時は開閉式屋根で帆船を思わせるデザインでこれまた魅力的だったが、やはり資金集めが具体化しなかった。したがって、同球団オーナーのスチュアート・スターンバーグに言わせると、「ストライク・ツーに追い込まれた」状態だ。このままでは、あと9年間夢も希望もない?トロピカーナ・フィールドに縛り付けられたままとといことになりそうだ。

経済効果頼みの球場建設の行き詰まり

難航の背景には公費での球場建設が極めて難しくなっている現状もある。

1990年代から2000年代前半まで、メジャーリーグは新古典主義デザインの新球場建設ラッシュだった。いや、メジャーだけではない。全米でマイナーリーグの球場もすっかり建て替えられてしまった。そして、それらの多くが、税金での建設&低料金での球団へのリースだった。もともとプロ野球チームは地域の財産という考え方が強いのだが、魅力的な新球場建設によって地域経済が活性化されることも期待されていたのだ。

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