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野球 コラム 2018年12月5日

「夢を語るのはもういい、実行してくれ」アスレチックスの新球場プラン

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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まずは、2006年だ。オークランドの南約60キロのフリーモントに新球場を建設する計画が発表された。球場名も「シスコ・パーク」とネーミングライツ付きで公表された。しかし、このプランは環境悪化を懸念する周辺住民の反対で日の目を見なかった。

2009年には、いわゆる「シリコンバレー」のあるサンノゼ(サンフランシスコの南約80キロ)が候補地になったが、フランチャイズ権を有するジャイアンツの反対で実現に至らなかった。MLBにはニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど複数球団が本拠地を置く都市があるが、それらは「共有」されている。ヤンキースとメッツのテリトリーは被っているのだ。ところが、ジャイアンツとアスレチックスはベイエリアを共有しているのではなく、きっちり線が引かれているのだ。

これらの「転出失敗」を経て、アスレチックスはオークランド回帰へ大きく舵を切った。2年前には、現コロシアムとハワード・ターミナルの中間にあるレイニー・カレッジの敷地を一部買収し、そこを建設予定地とする計画が発表された。しかし、この案は大学側から一方的に交渉中止を宣告され頓挫してしまった。

その間もコロシアムの老朽化は進み、配管が破裂し下水が流れ出すという出来事もあった。

その後は、「もうコロシアムをそのまま立て直すしかないよ」という声も挙がったが、球場のみ新しくなっても周辺の環境が殺風景なままでは・・・という部分がウィークポイントだった。その意味では、今回のプランでは、魅力的な新球場だけではなく、広範囲に亘る地域の再開発とセットになっているところがポイントだ。

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