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◆予選の方が強いプレッシャーを感じる都市対抗
北関東予選も2枠で、SUBARU、新日鐵住金鹿島、日立製作所の「三つ巴」から少なくとも1つは脱落する。今大会は通算出場36回、2016年の準優勝チームである日立製作所が予選で消えた。
今年は鈴木康平(オリックス)、菅野剛士(千葉ロッテ)、田中俊太(巨人)の3名がプロ入り。一方で邑楽雅貴、猿川拓朗と言った好投手を擁し、野手も中日、オリックスで計9年プレーした岩崎恭平を新たに迎えていた。しかし、本大会進出はならなかった。
東海地区予選は「6枠」と広き門のようで、実は愛知、静岡、岐阜、三重の4県から全国レベルのチームが大挙して集まる激戦区。
今大会もヤマハ、三菱重工名古屋、東海理化などの常連や、永和商事ウイング、ジェイプロジェクトのような有力新興チームが予選で敗退した。
九州地区予選は一昨年に三菱重工長崎が三菱日立パワーシステムズ(横浜市)と統合した影響もあり、今大会から出場枠が「3」から「2」へと減った。過去10大会に8回出場している常連・JR九州が出場を逃している。
「予選の方がプレッシャーは強い」とチーム関係者が漏らすほどで、都市対抗は出場するまでがまず過酷。今大会の出場選手、補強選手たちは、そんなチームの無念も背負っている。
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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