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野球 コラム 2018年7月12日

ベテランのプロ野球選手がチームメイトを語る時 球宴選出のレスターとバエズ。そしてダルビッシュ

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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レスターはきっと、特定の選手にメッセージを届けるつもりはなかったと思う。今までに才能を生かし切れずに球界を去っていった選手たちの姿は、もう何度も見てきた。メジャーリーグは厳しい場所なんだ。生き残るためには諦めずにプレーし続けるしかない。そういう普遍的な事実を口にしただけだと思う。

レスターは今季序盤、1勝3敗、防御率4.95と今一つで、現在右上腕三頭筋の腱炎で今季2度目の故障者リスト入りしているダルビッシュ有投手についても、こう言ったことがある。

「チームメイトに対する決まり文句のように聞こえるだろうけど、ユウは本当に毎日、努力している。新しいチームに来ると、チームメイトに自分を好きになってもらいたい、馴染めるようにしたい、自分が何かを乱すような存在ではない、乱したくないなんて思うもの。でも、そういうことが何よりも気になるのなら、それは間違ったことすべてに集中していることになる。自分らしくあることが必要なんだ」

努力しているのは知っている。言葉や文化の壁を乗り越えてチームメイトたちと仲良くしていることも知っている。だが、一番大事なのはマウンドに上がり、結果を残すこと―。

7月9日、サンフランシスコでキャッチボールを再開したダルビッシュが、このまま順調にリハビリを続けて復帰できるかどうかは現時点では分からない。だが、彼はまだ、諦めていない。そして、その懸命な姿はチームにいる誰もが見ている。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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