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野球 コラム 2018年7月12日

ベテランのプロ野球選手がチームメイトを語る時 球宴選出のレスターとバエズ。そしてダルビッシュ

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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「ハビーはハビーさ。俺がもっとも見たいお気に入りの選手なんだ。今まで何人か素晴らしい内野手とプレーしてきたけど、ハビーは彼らを追い抜いてしまったね。エイドリアン・ベルトレー(現レンジャーズ)、マイク・ロウェル(元レッドソックス)、そしてダスティン・ペドロイア(レッドソックス)をね」

34歳のレスターは、ドラえもんなら「ジャイアン」的な存在だ(意地悪という意味ではない)。ゲームで言うところの「ボス・キャラ」である。近寄り難い雰囲気さえ漂わせるその佇まいは、マリナーズ入団時のイチローの如く「泰然」そのもの。アメリカ風に言えば「No Nonsense Guy(無意味なことはしない男)」だ。クラブハウスで騒ぐことは皆無。大笑いしたところも見たことがない。淡々と受け答えする会見での様子も、1対1の取材も態度は同じ。試合で好投してもひどい内容だった時も変わらない。

レスターがFAとなってカブスに入団した2015年、バエズはボール球に手を出す粗い打撃で首脳陣の評価が低く、9月までマイナー暮らしを強いられた。翌2016年の開幕前には地元紙で「補強するためのトレード要員」などと書かれた時期もあり、得意の守備を生かすためにオフの冬季リーグでは外野も守ったほどだった。ところが当時、バエズを筆頭とする若い選手たちのプレーについて訊かれたレスターは、こう答えている。

「若い選手がいろんなことを学ぶ過程で、結果が出ないことなんてよくあること。彼らには高い潜在能力があるし、このチームで自分の居場所を見つけるために毎日、努力していることも知っている。そのためには今やってることを続けていくしかないんだよ」

当時23歳のバエズに対し、当時32歳のエースの言葉はとても寛容的だった。才能があるのは認める。努力していることも認める。あとは結果だけだ。そのまま頑張り続けろ―。

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