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野球 コラム 2018年7月12日

【都市対抗】激戦を勝ち抜いた優勝候補の「ビッグクラブ」が揃う

野球好きコラム by 大島 和人
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◆西関東代表:東芝、三菱日立パワーシステムズ

西関東地区は神奈川、山梨の両県が範囲となっている。「2013年度の都市対抗王者である、JX-ENEOSが3年連続で西関東の予選を突破できていない」という情報をお伝えすれば、競争の激しさは伝わるだろう。

東芝(川崎市)は本体の経営建問題があり、新人の補強も昨夏まで動けず、一時は野球部の存続すら危ぶまれる状況だった。しかし、経営再建もめどが立ち、平馬淳新監督の下で今夏は第1代表となった。

平馬監督は横浜高校、法政大学とアマ球界のエリートコースを歩み、シドニー五輪は予選、本大会とも日本代表として活躍した名手。監督就任の直前は社業としてバスケ部のプロ化に関わり、裏方の苦労も知った上で野球部に復帰している。

エースの岡野祐一郎は「技巧」と「力強さ」を併せ持つ右腕。聖光学院高校時代から抜群の制球力は光っていたが、今の彼は制球力を維持したまま、150キロ近い速球を投げる。フォーク、カーブとのコンビネーションも冴えていて、入社2年目の今季はドラフト候補としても期待したい。

野手は2番・センターの佐藤旭が侍ジャパン社会人代表。堅守に加え、「つなぎ」だけではない貢献のできる巧打者だ。JX-ENEOSから同じく社会人代表の一塁手(外野手)・岡部通織が補強されており、打線は厚みを増した。

望月涼太は九州共立大学から入社した新人。昨秋にはTBS系列の「ドラフト緊急生特番」で取り上げられ、指名漏れの悔しい姿が全国に伝わることになった。

レギュラーポジションは獲得できていないが、2次予選は代打として2打席とも出塁に成功し、打点も上げている。もう一人の新人である上武大学出身の右腕・宮川哲も、最速150キロの速球を持つ剛腕。2次予選ではクラブチーム相手に好投を見せた。

三菱日立パワーシステムズ(MHPS/横浜市)は2次予選で東芝に敗れたものの、続くJX-ENEOS戦に13-4と圧勝。3年連続の出場を決めている。

MHPS横浜と三菱重工長崎が合併し、新生チームとして立ち上がったのが昨年度。部員が最大45人まで増え、今季も37名という大所帯だ。

投手陣は昨季までチームを支えていた大野亨輔が、右肘を傷めている。2次予選は184センチの大型サイドハンド・本多裕哉が140キロ台の速球を活かした好投を見せた。高卒2年目の左腕・浜屋将太も台頭している。

さらにJX-ENEOSからタイプの違う3投手を補強しており、「やり繰り」で苦労することはないだろう。

打線は1番・センターの八戸勝登が2次予選で14打数10安打4打点と大暴れ。中軸を任される大型セカンド・久保皓史も13打数6安打3打点と好調だった。

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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