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バドミントン コラム 2023年11月10日

熊本で初開催のバドミントン国際大会、地元に縁ある「シダマツ」、「フクヒロ」が闘志

バド×レポ by 平野 貴也
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福島/廣田の特長は、鉄壁のレシーブだ。長期戦に持ち込めば、勝算は高まる。しかし、廣田が右ひざ前十字じん帯損傷を負って強行出場した東京五輪(ベスト8)以降、福島が30歳、廣田が29歳と年齢を重ねていることや、国際大会の日程の過密化により、コンディショニングに苦しんでいる。粘り勝つのがスタイルだが、身体の負担が大きくなり、足腰の動きに制限がかかれば、守備の基盤が揺らぐ。得意の守備から、いかに主導権を奪って攻撃に出るかが課題だ。

廣田は「地元で国際大会があるのは、楽しみ。初戦から厳しい戦いですけど、自分らしいプレーを見せたい。中国ペアは若手でどんどん攻めてくると思うけど、自分たちも向かっていく気持ちで戦いたい」と意気込みを語った。

■熊本に縁のある2ペア同士の対決なるか

序盤を切り抜ければ、熊本に縁のある2ペアの対決が実現する可能性もある。志田/松山と福島/廣田は、ともに勝ち上がれば準々決勝で対戦するドローだ。日本勢対決になれば、五輪出場権や、それを左右する可能性があるBWFワールドツアーファイナルズ出場権の争いという観点から、大一番となる。福島/廣田は、世界ランクでは日本勢トップだが、ワールドツアーファイナルズの出場者を決めるツアーランキングでは日本勢3番手。自身の負傷により欠場した大会があった廣田は「現状をしっかり受け止めて、やるしかない。そういう状況にしたのも自分。(気持ちを)吹っ切ってやるしかない」と決意をのぞかせた。

上記2ペアと五輪出場権を争っている松本/永原は、勝ち上がれば準々決勝で世界ランク1位の陳清晨/賈一凡(チェン・チンチェン/ジア・イーファン=中国)と対戦するドロー。準決勝まで進めば、志田/松山や福島/廣田がいるヤマの勝者と激突する。比較的近いヤマの中に日本のトップ3ペアが入った熊本マスターズジャパン。どのペアが抜け出すか、注目だ。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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