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バドミントン コラム 2023年4月3日

バドミントン高校選抜で輝いた才能! 世界ジュニア女王の宮崎が初V、男子は沖本が3冠

バド×レポ by 平野 貴也
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女子複の清瀬/平本、須藤/山北が示した可能性と底力

女子ダブルスを優勝した青森山田の長身ペア、清瀬(右)/平本(左)

女子では、ほかに清瀬/平本が高いポテンシャルを示した。169/171センチの長身ペアで、高さを生かした攻撃力は、抜群。清瀬は「2人とも強打で決める後衛タイプ。一発で決まれば良いけど、前に返されるといつも上げて(主導権を渡して)しまっていた。個人戦は、1回戦から藤田(真人)先生に『レシーブで(球を沈めて)前に出て、ドライブで攻めよう』と言われ続けて、少しずつできて結果につながったと思う」と守備の改善を勝因に挙げた。女子ダブルスで準優勝の須藤海妃/山北奈緒(ふたば未来学園=福島、ともに2年)は、昨夏の全日本ジュニア選手権で優勝。全日本総合でも3位のペアに勝利目前まで迫る健闘を見せ、23年から日本B代表入り。堅実なプレーの中で技術を発揮する須藤と組み、エネルギッシュなプレーを見せた山北は、団体、個人の単・複で3つの銀メダル。ダブルスに関しては「個々で決めに行くのでなく、2人で決めに行く部分がまだ足りない」と課題を挙げていた。2人とも団体戦で単・複を兼ね、個人種目も単・複で最終日に進出。連戦の疲労の中で非凡な底力を示した。シングルスで優勝候補の一角だった遠藤美羽(作新学院=栃木、2年)は、準々決勝で敗退。左の強打をベースとする逸材だが、疲労と重圧で足が動かず。相手に打球を読まれてペースを奪われ、1-2の逆転負け。試合や自信の状況を冷静に把握する力、対策を講じて実施する対応力を課題に持ち帰った。

男子は、沖本優大が3冠達成

男子で団体、個人(単・複)の3冠を達成した沖本(埼玉栄)

男子は、埼玉栄(埼玉)のエース沖本優大(2年)が、団体と個人の単・複を制して3冠を達成した。団体戦の3回戦、準決勝、決勝でもペアを組んだ角田洸介(2年)と挑んだダブルスは、決勝戦で先にゲームを奪われながらも逆転勝利を飾った。守備をベースにカウンターを狙って来る相手に対し、沖本は164センチと小柄ながら精力的にジャンピングスマッシュをたたき込んだ。終盤は、その返球に対して、相棒の角田が積極的にネット前へ入って連続攻撃。試合のペースを奪い返し、昨夏の全日本ジュニア選手権に続いて日本一に輝いた。シングルスの決勝戦では、180センチの佐藤瑠活(東大阪大学柏原=大阪、2年)と対戦。高い打点から角度をつけた球を打って来る相手には「上からの鋭いショットがあったので、それを出させないプレーを考えた」とジャンピングスマッシュと同じ体勢からネット前に沈めるドロップショットを多用した。 鋭く動き続けられる運動能力もさることながら、頭脳的なプレーで要所を押さえる能力に秀でる。昨冬の全日本総合選手権ではベスト16。4強入りした村本竜馬(ジェイテクト)との対戦では、ジャンピングスマッシュから前に出る連続攻撃で攻め合い、ファイナルゲーム18点の惜敗。シニア相手に存在感を示した。沖本は「僕は身長がなく、僕よりスマッシュが速い選手もいっぱいいる。ミスをせずにラリーするところが、自分の得意なところ。相手によってプレーは変える。(村本戦のように)相手がレシーブが苦手なら、スマッシュを使う」と技術の生かし方に自信を示した。冷静にプレーを使い分けるスタイルは、連戦の疲労と戦う今大会でも生きた。今後は、夏のインターハイで3冠再現を目標とするが、競技人生の最大目標は、五輪の金メダル。卒業後に実業団、大学のどちらをステップに選ぶかは悩んでいるという。また、シングルスとダブルスのどちらに軸を置くかも決めてはおらず、進路選択にどのような決断を下すか注目される。

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