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バドミントン コラム 2022年1月12日

「女王のメッセージ」と「新王者誕生」は、パリ五輪への底上げとなるか │ バドミントン

バド×レポ by 平野 貴也
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東京五輪が終わって半年も経っていないが、24年パリ五輪までは時間がない。特に世界ランクが低い選手は、厳しい環境にある。五輪の出場権が従来通りの決め方ならば、23年春から五輪レースが始まる。レース開始時のポイントの高い大会の出場権やシードを得るには、22年春からの1年で世界ランクを上げる必要がある。しかも、コロナ禍で国際大会がどの程度開催されるかは、いまだ不透明。アピールの場は、限られる。だからこそ、焦りを見せていた選手もいる。女子ダブルスで準優勝した櫻本絢子(ヨネックス、26歳)は、鈴木陽向(NTT東日本、19歳)との即席ペアで奮闘した。21年シーズンに念願の日本A代表入りを果たしたが、パートナーの高畑祐紀子が現役を引退。今後が注目されている。
「陽向ちゃんが組んでくれて、決勝の舞台に立てたことが嬉しい。辛いときも周りの方が支えてくれた。結果は準優勝だったけど、最後まで諦めずに頑張る姿を皆さんに見せられたのは良かった。今後は、まだ決まっていない状況だけど、まだまだ諦めずに上を目指すことを証明したかったので、少しできたかなと思う」(櫻本)

櫻本絢子・鈴木陽向ペア

大会中は悩みを振り払ってプレーしていたが、今後の方針に触れると涙があふれた。女子ダブルスは、東京五輪に出場した福島由紀/廣田彩花(丸杉、28歳、27歳)、松本麻佑/永原和可那(北都銀行、26歳、25歳)が健在な上、志田千陽/松山奈未(再春館製薬所、24歳、23歳)もインドネシアで国際大会を2週連続で優勝するなど活躍中。3組が日本をけん引するが、最も日本勢の層の厚い種目だけに、次世代の台頭も期待できる。櫻本の動向も含めて要注目だ。

その女子ダブルスを含め、4種目で新たな王者が誕生したことは、パリ五輪に向けた底上げにつなげたい材料だ。女子ダブルスは、保原彩夏/宮浦玲奈(ヨネックス)。左・右のペアでスピード感のあるローテーションとアタックを見せて初優勝。初めての代表入りを決めた。主力不在の大会ではあったが、それでも日本王者になった事実は、新たな自覚を促す。保原は「次の大会で簡単に負けては意味がない。勝ち続けられるように頑張りたい」と話した。2月に熊本、東京で行われるS/Jリーグも、これまでとは違った気持ちで臨めるはずだ。代表入りで国際大会の経験も積める。宮浦は「2人で練習から厳しくやっていって、日本の中でも世界でも勝っていける選手になりたい」と22年シーズンの抱負を語った。

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