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バレーボール コラム 2026年10月22日

昔と今で見るバレーボール 〜時代とともに変わる競技の魅力〜第5回:「SVリーグの魅力に迫る~国内リーグ進化の軌跡~」

バレーボールコラム by J SPORTS 編集部
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大同生命SVリーグ 2025-26 優勝

1967年、日本リーグ。1994年、Vリーグ。そして2024年、SVリーグがスタートした。主に「企業スポーツ」として発展してきた時代を経て、日本のスポーツにおける各種トップリーグは、全体的に見れば一貫してプロ化の方向へ歩み続けている。バレーボールではVリーグの誕生前夜からプロ化への模索が始まっており、3年目となったSVリーグはいよいよ「完全プロリーグ」への階段に足をかけた「プロ化元年」を迎えている。端的に「誰のためのリーグか」という観点から考えると、この変化がどれほど大きなものか、が伝わるのではないだろうか。

第1回 日本リーグ(1967)

企業スポーツとして各チームが活動していた時代において、上に述べた「誰のためのリーグか」を問われたとき、チームにとっての答えは「親会社」そして「自分たち」のため、にほかならなかった。ファンのため、地域のため、という側面もあったにせよ、根本的な優先順位は揺るがなかった。そのうえでなお、バレーボールは事業として会社の「収益」に貢献する存在ではなく、あくまで「支出」としての活動だった。会社のイメージアップや士気高揚といった目的が掲げられ、会社の経営判断によって活動休止を余儀なくされるケースにおいて、その判断に抗うすべはなかった。企業スポーツとは、企業ありきの活動なのである。

第1回Vリーグ(1994-95)

1993年にサッカーJリーグがスタート。日本で初めてプロ野球以外のプロスポーツリーグが誕生した。1996年にJリーグが訴えた「百年構想」では、スポーツを通じて地域社会を活性化するという、それまでの日本には(ほとんど)ない考え方を掲げ、広めてきた。そのあと日本で誕生したすべてのプロリーグはこの考え方を重視していることからも、「地域社会への貢献」はスポーツの役割として人々の間に根付いてきたものであることがわかる。SVリーグも同様であり、「バレーボールを通じて地域共生を目指し、かつ社会課題の解決と国際社会との交流および親善に貢献」することを目的の一つとしている(公式サイトより)。

大同生命SVリーグ 男子 2024-25 開幕戦

そこでSVリーグが第一に重視するのは、何よりまずファンの存在である。会場を訪れて観戦し、声援を送る人たちに満足してもらうこと。会場が多くの観客で活性化することは、地域貢献への第一歩にほかならない。アリーナは特別な場所であり、一度体験したあの高揚感を再び味わうべく、「また行きたい」と思ってもらうために、リーグそして各チームは年々工夫をこらしている。かつて、バレーボールのリーグ会場にその意識は希薄だった。もちろん、それでも応援やサポートを惜しまない人たちは存在したが、今は数多くのエンターテインメントがひしめくなかで、さらに新たなファンを獲得することが求められている。

大同生命SVリーグ 女子 2026-27 開幕戦

くしくも、アリーナスポーツにおいて世界的に人気が高まっているなか、世界でも一目置かれるレベルである日本のバレーボールを、プロ意識(ファンへの意識)が高まったスター選手・そしてチームが全力でプレーするうえ、来場したファンの心をとらえる演出・ホスピタリティ面の向上も相まって、SVリーグは見逃せない、そして多くの人々にとって欠かせないコンテンツへと成長を続けている。

原稿提供:月刊バレーボール

J SPORTS編集部

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