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バレーボール コラム 2026年10月1日

昔と今で見るバレーボール 〜時代とともに変わる競技の魅力〜第1回:【サーブ革命】 ジャンプサーブは当たり前ではなかった

バレーボールコラム by J SPORTS 編集部
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ジルソン・ベルナルド

日本で一般的にジャンプサーブと呼ばれるものは、いわゆるスパイクサーブを指している。これは自分より前方にやや高めのトスを上げて、スパイクと同様の(多くの場合ではバックアタックに近い)助走から踏み切り、高い打点で強くボールをヒット。ややドライブ回転(縦方向の順回転)をかけることで、スピードを出しつつ落下点を相手コート内に収める打ち方が主流だった。

西田 有志

しかし、現代のスロー映像でわかるように、あまり回転のかかっていないスピードサーブがあることも事実。男子のトップレベルで120km/hを超えるようなサーブの場合、無回転のボールが自分めがけて飛んできた際の瞬時の判断は、当然ながら簡単なものではない。インか、アウトか? よけるのか、レシーブするのか(アンダーハンドか、それともオーバーハンドか)? 強力なジャンプサーブを持つ「ビッグサーバー」とレシーバー陣の駆け引きは、見る者にとっても一本一本が常に興味深いものである。なおここではこれ以降、“ジャンプサーブ”を上で説明したスパイクサーブの意味で用いることで、ジャンプフローターサーブと区別したい。

栗原 恵

さて、そんなジャンプサーブ自体が明確にいつから導入されたかは明らかになっていないものの、その歴史自体は決して新しいものではないようである。ただ、昔の映像などでも見られるように、かつてはやはり両足をフロアにつけた状態でのサーブが主流だった。ジャンプサーブを打つ選手が増えた大きな要因の一つは、バレーボールのルール変更にある。

山田 二千華

SVリーグの前身であるVリーグが始まったのは1994年の12月だった。そこからさかのぼること10年、日本リーグが行われていた時代の1984年に行われたルール改正の中では、「サーブに対するブロック」が禁止となる。それまでは何と相手サーブをいきなりブロックすることができたわけだが、それが禁止されたことで、サーブはより「ネット近くの低い軌道」を狙うことができるようになった。これによってサーブの威力が増し始める。

川合 俊一

そして第6回Vリーグを控えた1999年には、新たにサーブのネットインが許容されるようになった。ボールがネット上部の白帯に当たっても、そのまま相手コートへ入ればOKとされたことで、より球威のあるジャンプサーブが有効となり始めたのである。以降、見た目の格好よさも後押しして、特に男子を中心にジャンプサーブ人口が増大した。ちなみに効果的なジャンプサーブを放つには、技術的・体力的にもある程度以上のレベルが必要となってくるのだが、漫画『ハイキュー!!』の影響でとりあえずジャンプサーブの練習に励む子どもたちが増えたことは、また別の話である。

柳田 将洋

原稿提供:月刊バレーボール

J SPORTS編集部

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