【ハイライト動画あり】サントリーサンバーズ大阪、フルセットで敗戦。準決勝で敗れ3位決定戦へ

アル・ラーヤン vs. サントリーサンバーズ大阪

各プールのトップシードが順当に4強へと駒を進めた『アジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン』。

準決勝第1試合では、全試合ストレート勝利で準決勝進出を果たしたサントリーサンバーズ大阪と、『大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）』のトップスコアラーにして、レギュラーシーズンMVPのニミル アブデルアジズを擁するカタールのアル・ラーヤンが対戦した。

第1セット序盤は一進一退の攻防となるも、アル・ラーヤンが中盤の連続得点で3点のリードを築く。

これに対し、サントリーはデ アルマス アラインと高橋藍（高ははしご高）の好サーブからブレークポイントを挙げ、21-21と同点に追いつく。サントリーは甲斐孝太郎のサーブから連続ブレークポイントで逆転してセットポイントを迎えると、最後は甲斐がサービスエースを決め、25-22で第1セットを先取する。

第2セットは開始からミロシュ・ステヴァノヴィッチのサーブが走ったアル・ラーヤンが、ニミルのブロックなどで5連続ポイントを挙げ、優位に立つ。

その後、サントリーはじわじわと追い上げセット中盤には、高橋藍のサーブからの連続ポイントで逆転に成功するも、アル・ラーヤンは勝負どころでニミルがアタックを決めてリードを奪い返すと、このリードを守り切り、25-22で第2セットを奪取する。

白熱の展開となった第3セットは、終盤に高橋藍のサーブから連続得点を奪って逆転したサントリーが25-23で取り、決勝進出に王手をかけるも、第4セットはアル・ラーヤンが一進一退の攻防を制し、最後はニミルがスパイクを決めて25-23で奪取。勝負の行方は運命の第5セットへ。

最終セットはアル・ラーヤンが最初にマッチポイントを迎えるも、サントリーは小野寺太志のクイックと好サーブで同点に追いつき、デュースとする。

しかし、ここでアル・ラーヤンは勝負強さを発揮し、ニミルのバックアタックで再びマッチポイントを握ると、最後はティネ・ウルナウトがサービスエースを決め、17-15でこのセットを奪い、激闘に終止符を打った。

アル・ラーヤンは決勝進出を果たすとともに、世界クラブ選手権への切符を手にした。