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バレーボール コラム 2025年1月24日

SVリーグ オールスター出場選手のデータをいろいろ調べてみた:女子編

SVリーグコラム by 小野寺 俊明
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SVリーグオールスター

MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」(MUFG SVリーグ オールスターゲーム 石川)の女子大会は、1月25日(土)に石川県かほく市の「とり野菜みそ BLUECATS ARENA」で開催される。今回のコラムでは出場する28名の選手データを、様々な切り口で見ていこう。

まずは出場メンバー。山田二千華キャプテン(NECレッドロケッツ川崎)と齋藤真由美監督(群馬グリーンウイングス)の『TEAM NICHIKA』、林琴奈キャプテン(大阪マーヴェラス)と金子隆行監督(NEC川崎)の『TEAM KOTONA』が対戦する。それぞれのチームはキャプテンによるドラフト会議で決定した。

MUFG SVリーグ オールスターゲーム

『TEAM NICHIKA』

◆アウトサイドヒッター
黒後愛(埼玉上尾メディックス)
佐藤淑乃(NEC川崎)
野中瑠衣(Astemoリヴァーレ茨城)
中島咲愛(SAGA久光スプリングス)

◆オポジット
モンチベレル ロザマリア(デンソーエアリービーズ)
白岩蘭奈(群馬)

◆ミドルブロッカー
山田二千華(NEC川崎)※キャプテン
蓑輪幸(大阪MV)
宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)
平山詩嫣(SAGA久光)

◆セッター
安田美南(KUROBEアクアフェアリーズ)
栄絵里香(SAGA久光)

◆リベロ
池谷優佳(PFUブルーキャッツ石川かほく)
松岡芽生(東レアローズ滋賀)

『TEAM KOTONA』

◆アウトサイドヒッター
林琴奈(大阪MV)※キャプテン
モクシー チャッチュオン(姫路)※負傷により欠場
金田修佳(岡山シーガルズ)
川添美優(PFU)

◆オポジット
和田由紀子(NEC川崎)
長岡望悠(SAGA久光)

◆ミドルブロッカー
荒木彩花(SAGA久光)
小川愛里奈(大阪MV)
タットダオ ヌクジャン(PFU)
瀬戸杏華(デンソー)

◆セッター
岩崎こよみ(埼玉上尾)
高佐風梨(高ははしご高/クインシーズ刈谷)

◆リベロ
西村弥菜美(SAGA久光)
工藤真帆(アランマーレ山形)

◆身長と年齢

各チーム、14人の平均身長は『TEAM NICHIKA』が176.6cm、『TEAM KOTONA』が175.4cmと『TEAM NICHIKA』が少し大きい。セッターとリベロの4人を除くと、それぞれ180.4cm、178.2cmでその差は広がる。

最も身長が高いのは蓑輪幸で195cmとずば抜けて大きい。その次は185cmで、モンチベレル ロザマリア、荒木彩花、タットダオ ヌクジャン。山田二千華が184cmで続く。最も低いのは池谷優佳で157cmとなっている。

平均年齢は両チームともほぼ変わらず、26歳となっている。最年少は工藤真帆で20歳。このほか、21世紀となる2001年以降に生まれたのは松岡芽生、野中瑠衣、荒木彩花、川添美優、佐藤淑乃、安田美南、和田由紀子の7人。一方、最年長は岩崎こよみの35歳で、平成元年の生まれになる。

◆攻撃力と守備力

両チームの特徴をSVリーグ公式記録から探ってみた。まずは攻撃陣から。『TEAM NICHIKA』の得点源は、モンチベレル ロザマリアと佐藤淑乃。ロザマリアはリーグ2位の総得点541、アタック決定率も44.6%でリーグ9位となっている。佐藤は422得点でリーグ6位につけている。

また、キャプテンの山田二千華はサーブ効果率がリーグ3位、アタック決定率が7位と、試合の要所で活躍を見せるはずだ。他にも宮部藍梨や蓑輪幸ら、キャプテンが「理想の攻撃型チーム」というように攻撃で相手を圧倒したい。

一方、『TEAM KOTONA』は総得点369のモクシー チャッチュオンが、負傷で欠場となったのが痛い。キャプテンの林琴奈の奮起や、パリ五輪の日本代表セッター岩崎こよみ、昨季の最優秀新人賞を獲得した高佐風梨のトスワークがカギを握る。

1セットあたりのブロック決定本数は『TEAM KOTONA』のタットダオ ヌクジャンと荒木彩花が、出場選手ではトップ2。相手の強力な攻撃陣を2人がどう止めるかが、勝敗のポイントになりそうだ。また、西村弥菜美はリーグ2位のサーブレシーブ成功率。守りからリズムを作りたい。

◆出身地と出身校

今回、オールスターに選ばれた選手は4名が海外出身。タットダオ ヌクジャン、モクシー チャッチュオンはタイで、蓑輪幸はフィリピン、モンチベレル ロザマリアはブラジルだ。国内は福岡県が6名とダントツ。栄絵里香、長岡望悠、西村弥菜美、平山詩嫣、荒木彩花のSAGA久光勢に加え、松岡芽生がいる。

高校では東九州龍谷高校出身が5名で最多。栄、長岡、西村、平山、荒木と全員がSAGA久光の選手だ。2番目は下北沢成徳高校の3名で、黒後愛、岩崎こよみ、池谷優佳。また、金蘭会高校は林琴奈、宮部藍梨と2名がオールスターに選出されている。

開催地の石川県からは、チームが本拠地を構えるPFUブルーキャッツ石川かほくから、池谷優佳、川添美優、タットダオ ヌクジャンの3選手が選出された。そして、瀬戸杏華は石川県河北郡内灘町の出身。オールスター会場の「とり野菜みそ BLUECATS ARENA」とは15kmほどと、まさに地元への凱旋となる。

大同生命SV.LEAGUE

小野寺 俊明

京都市出身。同志社大学卒業後、リクルートを経てスポーツ業界に。今はなき「ISIZE SPOERTS」や、Jリーグファンサイト「J's GOAL」で執筆を始めた。現在は株式会社スポーツ企画工房の代表で、ライターのほか、スポーツのコンテンツクリエーター、広報アドバイザー、WebサイトやSNSのプロデューサーなどを務める。

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@tigeronodera

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