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スキー コラム 2022年3月18日

激動の'22シーズンもラスト2戦。楽しみは総合V争いだけでない!

ブラボー!!モーグル by STEEP
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もうひとり、最終戦は不出場も、今季ブレイクした女子のニューカマーとして触れないわけにいかない選手がいる。柳本理乃(JPN)である。彼女はおそらく、同時代に川村あんりという“怪物”がいなければ、もっと注目されていたはずである。川村がW杯初出場で2位という衝撃デビューを飾った20シーズン、柳本はW杯出場3戦目(スポット出場)の秋田たざわ湖大会でスーパーファイナルに進出し5位になった。同じ大会で星野純子が久々に表彰台に上ったこともあり、ほとんど話題にならなかったが、これはもっと騒がれてもいい快挙だった。そして、W杯レギュラー出場2シーズン目の今季は、開幕戦から2戦連続でスーパーファイナル進出。次のイドレ大会ではDMながら初表彰台の2位となる。これも“北京のメダル候補登場!”とメディアに煽られてもいい戦績だが、やはり柳本が派手にスポットライトを浴びることはなかった。そればかりか、以後の大会で微妙に失速してしまったことで、星野純子に逆転されギリギリで五輪へのチケットを逃してしまうという悲運もあった。この経験を経て、心に期するものがあると思われる彼女が、来季に向けてどのような成長を遂げてくるのか、実に楽しみなのである。

最終戦不出場が残念過ぎる柳本(左)。今季、表彰台に上がった日本の女子選手は川村以外では彼女だけなのだ

なお、最終戦に出場しないことで柳本の最終的にはもっと下がるだろうが、第7戦終了時点でそのMO総合順位は7位である。いまの柳本は、チームメイトの冨高日向子や星野だけではなく、ブリトニー・コックス(AUS)、ユリア・ギャリシェバ(KAZ)、クロエ・デュフォー-ラポイント(CAN)、ジャスティン・デュフォー-ラポイント(CAN)といったかつての世界タイトルホルダーたちよりランクが上なのである。

文:STEEP

STEEP

スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/

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