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いよいよ今週末はW杯秋田たざわ湖大会だ。第8戦モーグル(シングル)&第9戦デュアルモーグルの2戦が行われる。
初開催となった`15シーズンは、ミカエル・キングスベリー(カナダ)の史上初男子W杯7連勝、男子史上最多タイW杯通算28勝が達成された。女子ではハナ・カーニー(アメリカ)が通算45勝、史上最多の46勝にトライした。さらに、17歳モーガン・シルド(アメリカ)のW杯初優勝があり、日本勢は星野純子(チームリステル)、伊藤さつき(豊田鉄工)が表彰台に上った。’16シーズンには、ブラッドリー・ウィルソン(アメリカ)が怪我からの復帰戦で優勝し、これまた17歳のペリーヌ・ラフォン(フランス)が初優勝を遂げた。過去2年、ドラマチックな展開となった秋田たざわ湖大会である。今シーズンはどんなドラマが生まれるか、注目の舞台となる。
先週は第7戦フェニックスピョンチャン大会だった。`18シーズン平昌五輪の会場でのプレ大会だ。勝ったのは男女ともW杯グランプリのトップを走るミカエル・キングスベリー(カナダ)とブリテニー・コックス(オーストラリア)だ。
男子はミック(ミカエル)の86.71点に対して、ドミトリー・レイヘルド(カザフスタン)が86.70。わずか0.01点差で優勝は決した。スーパーファイナルの6選手ともに82点以上。ファイナル1で敗れた選手も、11位までが80点以上だった。エアに注目すると、トップ12選手中11人は、コーク1080やダブルフルといった3回転系エアを使用。その点でも、4年に一度の大舞台へ向け多くの選手がテスト的トライをしたと言える。五輪ではハイレベルなバトルとなると予想される。
女子はブリテニー・コックス(オーストラリア)が、すべてのランで快勝。ジャスティン・デュフォー-ラポイント(カナダ)を完璧に上回った。来年の五輪会場で前回五輪女王を打ち負かしたことは、大きな意味を持つだろう。
日本勢は堀島行真(中京大学)が8位。第4戦に続き出場2戦連続ベスト10に食い込んだ。ダブルフル、コーク1080を飛び、スピードもトップレベル。この19歳の可能性は大きい。今シーズン最も伸びている日本選手だろう。 また、星野純子(チームリステル)が昨季の膝靭帯断裂を乗り越え、W杯戦線に戻ってきた。22位という結果は無難な再スタートとも言えるだろう。ここにきてチームジャパンの顔ぶれが揃ってきたということだ。
STEEP
スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/
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