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22/23シーズン ルール改正スペシャル〜プログラムコンポーネンツ&今シーズン展望〜 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部22/23シーズン ルール改正スペシャル〜プログラムコンポーネンツ&今シーズン展望〜 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。シーズン9がいよいよスタート!日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!
今回は、ルール改正SPの後編。鈴木明子さん、中庭健介さん、岡崎真さんをゲストに迎え、今シーズンの注目選手や展望を三井不動産アイスパーク船橋からお届けします。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋 【22/23シーズン ルール改正スペシャル 前編】
配信期間 : 2022年10月11日午後9:30 ~ 2022年12月31日午後11:59
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フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋 【22/23シーズン ルール改正スペシャル 後編】
配信期間 : 2022年10月18日午後9:00 ~ 2022年10月18日午後9:30
前回のおさらい
PCS(プログラムコンポーネンツ)について
プログラムコンポーネンツの変更点
岡崎:皆さんもすごく注目しているポイントだと思うんですけど、今までは5コンポーネンツと言われていて、5項目ありましたが、今年から3項目に集約されました。表記上はトランジションとインタープリテーション(音楽の表現)がなくなっているんですけれども、その2つがなくなったわけではなくて、3つ新たに設けられたところに振りわけられたという考え方が妥当だと思います。ざっくり言うと、コンポジションは構成力みたいなもので、プログラムをどのように構成しているか。プレゼンテーションは表現力。最後はスケート技術。トランジションの部分はスケートの技術=スケーティングスキルに関わるところもあるし、構成にも関わるところがあるので、コンポジションでも評価されます。インタープリテーションはコンポジションにも関係あるし、表現をするに当たっても必要なので、なくなったようでなくなってないんです。
じゃあ点数が減るんじゃないのって思われると思うんですけれど、前は男子だったらショートが係数1.1倍、フリーが2倍だった。それが、ショートが1.67。フリーが3.33になるので、今までと同じ点数になるように、なるべく技術点と要素点が同じぐらいになるように計算されているので心配ないです。逆に言うと、先入観かもしれないですけど、5項目があったらトランジションはちょっと低く抑えられがちな部分もあったと思うんです。でも、それを「1つじゃなくて3つで評価しよう」となった時に、全体的に3つの点数に差がつきにくいのかなと。まだ、トップ選手が出てくる試合にお目にかかっていないので、どういう感じになるかはわからないですけど、シニアグランプリとかが始まったら面白いですよね。
中庭:現場では基本的に今までとそんなに変わらないという印象ですね。それよりもコレオが入ってきたり、PCSに関わることが他のエレメンツで出てきた。スピンも音に合わせて出たりする。うまく変更点と変更点をつなぎ合わせて点数が出るようにする工夫力が選手に必要。選手も求められることが多くなってきたので大変ですけど、逆に言うと、やることが増えたことによって面白味を出すことができたりする。僕はルール変更の流れはすごく前向きに捉えられているんです。なので、すごく楽しいは楽しいです。大変ですけど。
KENJI:やっぱり選手同士は練習でも競ってやったりしているしね。
中庭:例えば逆回転のスピンなんて「絶対いらない」って言っていたのが必要になった時に、それだけできる子がいるんですよ。そこでお互いに教え合ったり、コミュニケーションが取れたりする。相乗効果があって見ていて微笑ましいし、いいなと思います。
鈴木:どうしても、今までジャンプを跳ばなきゃダメだとか、回転不足がどうというところ以外の練習時間を確保するのは大変なんだけれども、スケート全体に生きてくるのであればいいことかなって思う。
KENJI:選手の中にもすごく上手な子はいる。イーグルが上手い子やジャンプが上手い子。ジャンプと言ってもヒッチキックとかのジャンプで、それが上手い子が輝く時間になる。ジャンプはちょっと苦手かもしれないけれど、これだったらこの子には勝てるとか。そういうのは楽しい。
鈴木:そういう輝いているものがあると、スケートをやっていて良かったなって思える。
KENJI:ジャンプが「跳べない、跳べない」だけじゃなく「私にはこの武器がある」みたいなね。
今シーズンの展望・女子編
今シーズンの展望・女子編
KENJI:ここからは今シーズンの展望についてお話しをしていきたいんですけれども、まずは女子。日本の女子についてどうですか。
岡崎:念願の世界チャンピオンに坂本花織選手がなりました。でもジャンプもしかりですが、進化を止めず、新しいことにどんどんチャレンジしていると聞いています。これからはディフェンディングチャンピオンとしてのプレッシャーも出てくるでしょうから、彼女の新しい一面が見られたらいいのかな。身近な人間がそうなっていくと、一緒に世界選手権に出ていたメンバーも火がついて、頑張っていると思いますね。チームメートの三原舞依選手もそうだと思うので、相乗効果でみんながどんどん盛り上げてくれるといいかなと思います。
KENJI:そうですね。
中庭:そこにどれだけ近づくかという話をすると、トリプルアクセルや4回転を試合でやる時代になっているし、特に今回のルール改正で、フリーはシークエンスでダブルアクセルが生きるルールになった。トリプルアクセルを1回やったらダブルアクセルが2個余るので、そのうち1個をシークエンスで使うとか自由度が増しますよね。トリプルアクセルが成功できる人は、このルール改正によって基礎点がフリーにおいてもショートにおいても上がりやすくなると思います。だから、トリプルアクセル、4回転に積極的に取り組むことをし始めていますね。
鈴木:このルール改正もあって、プログラムを見るのがちょっと楽しみ。どういうふうに個性を出してくるのかなというところと、オリンピックシーズンが終わるといろいろと変わったりします。挑戦が見られると面白いと思いますし、日本で世界選手権があるので、日本女子の代表争いも熾烈かなと思います。
KENJI:それに噂ですけど、4回転を跳ぶ人は何人も出てきています。もちろん練習をしている人もいますし。アクセルもできる子がいっぱいいる。そんな日本女子のライバルになりそうな注目の海外スケーター挙げていきましょう。
カレン・チェン
毎回この流れですが、僕は「カレン・チェン」選手。素晴らしいスケーターです。でも試合で彼女が持っている最高の演技をまだ見てないというか、もっともっといいものが見られるんじゃないかという部分で、最高に素晴らしいプログラムを見てみたいという希望も込めて。ちょっとミスが目立だったりしちゃうこともあるので、素晴らしい演技を見てみたい。
アナスタシヤ・グバノワ
鈴木:私は「アナスタシヤ・グバノワ」選手です。北京オリンピックで彼女のスケートを生で見ました。指先までの表現がすごく素敵。技術的にもそうですが、視線の送り方、曲想の表現がすごく素敵だなと思うので、新しいプログラムが楽しみだなと思っています。
KENJI:それこそルールが変わってね。もっといいものが出てくるかも。
ニーナ・ペトロキナ
岡崎:僕はマイナーな選手ですが「ニーナ・ペトロキナ」選手。エストニアはどんどん選手が出てきていて、すごい勢い。アップカミングな感じですが、ヨーロッパ選手権の解説をさせていただいた時にショートで失敗してしまって第2グループにいたのかな。でも、素晴らしいフリーをやってぐんと順位が上がってきたのが、すごく印象に残っています。ジャンプも上手ですけど、スケーティングスタイルやスピンも上手。すごく均整のとれた選手です。オリンピックは残念ながらほかの選手が選ばれたので出られず、世界選手権もあまり振るわなかったようですけど、まだまだ若い選手。どんどん上手になって、今後出てくるんじゃないかなと。注目したい選手です。
KENJI:ここで挙げた選手は、この後、1〜2年後くらいにめっちゃ出てきますよね。
岡崎:そう、そのぐらい秘めたものがある。
シン・ジア
中庭:僕は勝手に「ジュニア担当大臣」としてジュニア勢から選びます。韓国の「シン・ジア」選手です。昨シーズン、僕は世界ジュニアに行かせていただいたんですけど、その時が2位、銀メダリストです。彼女は非常に若くジュニアに籍を置いているので、今シーズンは相まみえていきますが、本当にジャンプが上手い。ポーンと跳んで軽やかに器用にジャンプをこなします。当然、器用な技術が求められる新しいルールにも対応できそうですし、手強いなと思っています。なんとかして勝っていきたいなと思いや自分自身の目標という意味も含めて、この選手を挙げさせていただきました。
KENJI:今の日本勢にとっては本当にライバルですね。では次にルール改正もあった中で、今シーズンの女子はどんなタイプの選手が表彰台に上がっていきそうですか?
岡崎:4回転とかトリプルアクセルなどの飛び道具や武器を持っている選手が強いでしょうけど、でもそれだけだとダメ。スピンやステップもレベルが取れる。でもレベルが取れるだけじゃなく、プラス評価も得て、コンポーネンツも良くてという総合力がないとトップにはいけないんじゃないかなと。どこかが少しでも下がることが目立つ選手は、なかなか表彰台まではいけないかなと思いますね。
中庭:シニアはあまり変わってないですけど、ジュニアはコレオが入ってきた。コレオに対しての見方が多分、ジャッジの方、そして現場も含めて変わってきて、1つのキーワードになってくるんじゃないかなと。そのでき加減で、プログラムコンポーネンツもどう転ぶかが分からない。
岡崎:基礎点も高いんだよね。
中庭:基礎点も高いですし、コレオシークエンスに今回、僕は注目しています。
岡崎:基礎点で3点ある。他の要素は10%、20%、30%なんだけど、0.5刻みなのでプラス5とかを取った日にはプラス2.5なんですよ。
鈴木:素晴らしいコレオがプログラムコンポーネンツでもできる。そうするとプログラムが楽しいなって思える。
岡崎:すごく重要な要素になってくるかな。
今シーズンの展望・男子編
今シーズンの展望・男子編
KENJI:続いて男子に行きたいんですけど、日本の選手はどうですか。
岡崎:羽生結弦選手は引退という言い方をしないって言われていたけど、とりあえず、現役でアマチュアの試合には出ない状況になりました。そういうところで宇野昌磨選手が世界チャンピオンを取って、鍵山優真選手もオリンピックでメダルを獲得。どんどん次が出てきていますけど、長くやってきた選手、例えば田中刑事選手などはだいたい大学を卒業したら就職をして、みんなやめちゃう流れが昔は強かった。けれど、社会人になってからも続ける選手が多かったのに、それがずるずるとやめてしまった。大学4年生で通常通り、そのまま就職してやめる選手もいるので、ちょっと抜けるところが多いのかな。もちろん宇野選手や鍵山選手のように残る選手もいますよ。だから、残っている選手がどんな感じなのかなと思いますが、ちょうど今、入れ替わりの時期だとも思います。
中庭:今年は世界選手権が日本開催なので、3枠の争いはかなり面白い。名前を出すだけでも世界選手権に行った友野一希選手、三浦佳生選手、島田高志郎選手、山本草太選手。そして、本田ルーカス剛選手。
鈴木:ジュニアもね。
中庭:佐藤駿選手も、そうですし。
鈴木:壷井達也選手も。
中庭:壷井くんも世界ジュニアでは表彰台に見事に立ちましたし。
鈴木:それだけでも最終グループから漏れちゃう子がいる。
KENJI:すごい。
中庭:年齢が20歳を超えている選手も多い中、先輩たちがアマチュア競技から離れて、ようやく自分にチャンスが来た。そこでの自分が行くんだっていう気持ちで、(チャンスを)つかみ取れるかどうか。重要なシーズンになります。そこの争いが面白いですね。
イリア・マリニン
KENJI:そんな日本男性のライバルになりそうな注目の海外の選手をそれぞれ挙げていきたいと思うんですけど、やっぱり「イリア・マリニン」選手。この人のことはみんな注目しているでしょうし、羽生くんが挑んでいる4回転半。軽々というかキレイに跳んでいて、すごい選手が出てきたなと。見ました?
岡崎:見ました。
中庭:僕も生で見ました、目の前で。
岡崎:4回転ルッツですら、トリプルのように簡単に跳ぶから、そのうち5回転になりそう。
KENJI:噂でもね。
岡崎:もうすごいを超えて、やばいと思う。「すごい」を超えた、あの子は。
鈴木:軸の作り方がめちゃくちゃ上手。
岡崎:全然、苦労をしてないでしょ。「まだ余裕あるじゃん、あなた、これ。何割の力で跳んでらっしゃいますか」って聞きたいくらい。
KENJI:可愛らしい顔をしているし、イメージとしては小さいのかなと思ったら背も高い。
鈴木:めちゃくちゃ脚が長い。
KENJI:あのジャンプを見て、回転の速さを見て、本当に血管とか大丈夫かな。ギュッと閉めるから遠心力で影響が出ないのかと...スピンを思い切り回ると痛いでしょう。
鈴木:毛細血管が。
KENJI:真っ赤になる。ジャンプはもちろん素晴らしいんですけど、伸びしろがまだまだあるじゃないですか。スケーティングにしても、動きもステップも。もっと伸びてくるんだろうなということで、ジャンプ以外も注目していきたいなと思います。
鈴木:彼のコレオシークエンスを見たんですけど、すごく多彩。いろいろなことができて、この子は決してジャンプだけじゃない。こういうところも、すごい楽しみですね。
KENJI:この間ヒッチキックをして右足で降りていた。「どうやってやるの?」と聞いたらもう一回見せてくれたけど、理解できなかったくらい。
アルレット・レヴァンディ
岡崎:僕も挙げますが、またしてもエストニアの選手です。「アルレット・レヴァンディ」選手。彼は二世選手です。お母様がアンナ・レヴァンディさん。ピンと来ないかもしれないですけど、アンナ・コンドラショワって覚えてますか? ソビエト連邦時代なんだけど、オリンピックも2回出ているし1984年の世界選手権で銀メダルを取っているお母さんが教えていて、お父様もオリンピアン。スキーのノルディック複合で、カルガリーオリンピックで銅メダルを取っています。その遺伝子から生まれているので、すごく能力が高いんでしょうね。まだトリプルアクセルや4回転は跳べないけどジュニアとシニアを掛け持ちしていて、ヨーロッパ選手権と世界ジュニアに出ている。(成績も)10番台くらいですけど、すごくキャラが立っているというか個性的。うっと目が奪われて、つかまれる感じがある。メキシコのドノバン・カリージョみたいにつかまれるものがある。男の子だからジャンプがどんどん跳べるようになったら、上にいくだろうなという部分で楽しみにしたい。本当にエストニアからどんどん出てきていて、すごい。
スティーブン・ゴゴレフ
中庭:以前、紹介した選手ですが、改めて紹介します。「スティーブン・ゴゴレフ」選手。昨年の世界ジュニアで、久々に生で見たんですけど、小さいころと全く別人です。見た目も変わっていて、身長も190センチくらいあるのかな。ものすごく大きいです。
KENJI:身長は183センチ。
中庭:ちょっと盛りました(笑)。小さい頃に新星のごとく現れて、注目された。ジュニアグランプリファイナルまで進出するぐらいの力があったんですけど、成長期になって怪我などもあって少し難しいシーズンを何シーズンが過ごしていたようですが、ようやく練習中や試合も含めて安定した。今までとはちょっとスタイルを変えて、4回転の高い難易度のジャンプも跳べますし、少し大人っぽい雰囲気が出てきました。いよいよシニアに本格的に参戦するタイミングなので2回目ですけども、今回あえて紹介しました。
チャ・ジュンファン
鈴木:私は韓国の「チャ・ジュンファン」選手。
KENJI:実は小さい時にずっと振り付けをしていた。
鈴木:そうなんですね。北京オリンピックの公式練習で、大事にストローキングとか氷を確かめてしているのを見たときの滑りに、すごく目を奪われて。基本的なスケーティングをしているんですけど、すごく素敵だなって。ショートもフリーもプログラムが素晴らしかったので、新たなプログラムを見るのが楽しみです。
KENJI:では、男子はどういう選手が表彰台に上がりそうでしょうか。
岡崎:(イリア・マリニン選手のフリップを見て)日本選手に立ちはだかる最有力候補じゃないですか。
KENJI:やばいですよね。
鈴木:ネイサン・チェン選手がお休みになるので、アメリカを背負う形で、最大のライバル。
岡崎:世界選手権のフリーは崩れてしまってもったいない感じでしたけど、その後の世界ジュニアはきっちり優勝を収めているし、安定した演技ができれば表彰台どころか一番をかっさらっていきそうなくらい。宇野選手も鍵山選手も、うかうかしていられない。
KENJI:この間、アイスショーでこの選手を解説したんですよ。4回転アクセルがパンクでトリプルアクセル跳んでました...
中庭:彼のやるコンビネーションを見てみたいです。どんな構成で来るのかというそもそもが見たい。基礎点だけで何点あるのかな。
KENJI:4回転は全部跳べるもんね。
中庭:アイスショーの時には4回転トゥオイラー+4回転サルコウをやっていました。4回転トゥ+トリプルアクセル+トリプルアクセルのシークエンスとか。
今シーズン展望について話し合う4人
岡崎:パンクでトリプルアクセルですから。
KENJI:(みんなは)トリプルアクセルを頑張って練習してるのにってことですよね。パンクで、ですもんね。
中庭:基礎点が計り知れないですよね。
岡崎:でも順当なんだろうね。クワッドがパンクしてトリプルになるのは、トリプルアクセルがダブルになる人もいるから。それがそのまま一回転増えただけぐらいの感じなんだろうね、彼にとっては。
中庭:余談になるんですけど、彼って突然出てきて、あっという間に全部の4回転を跳んでいるようなすごい天才のイメージだけど、気になったので自分の選手を使って、「いつから4回転半の練習をしていたのか」を聞いてみたんです。そしたら「3年前」って言いました。つまり遊びの延長線上で「ちょっとやってみよう」ぐらいから始まって今になっているんですよね。
岡崎:やり続けているんだね。
鈴木:跳べたとしても、本番の試合で入れるのがどれだけ難しいかってことですよね。高難度にもなっているし、求められていることもすごくたくさん。すごく負荷がかっていると思うので、ぜひ怪我のないように気をつけて、シーズンを過ごしてほしいなと思いますね。
今シーズンの注目ポイント
KENJI:今回もたくさん喋りましたけども、最後に、改めて今シーズンどんなところに注目してみると面白いか、一言ずつお願いします。
中庭:ジャンプシークエンスの範囲がすごく広くなったので、いろいろな組み合わせのジャンプコンビネーションやシークエンスをやってくる選手の技術レベルが楽しみですね。
鈴木:私は自分自身も好きだったコレオシークエンス。その表現はスケーターの個性が出ると思うので、そこにぜひ注目して、ファンの皆さんも見ていただけたらなと思います。
岡崎:オリンピックが終わった直後のシーズンで、ルール改正も大掛かりなものがあった。プログラムは変わるけれど、スピンは毎回一緒というケースもありましたが、スピンも制限ができちゃったので、今までと同じだとレベル4が並ばない。トップ選手でさえ構成を変えなきゃいけないので、今まで見たことのないものが見られるようになったら、ファンの皆さんもうれしいのかなという気がします。
KENJI:今までやっていなかった、コレオもそうですけど、小技。ジャンプ以外の技がどんどん増えて、多分、名前もないようなものもいっぱい出てくると思う。それを表現としてどう音に合わせていくのか。見ている方もどんどん楽しくなる。大きな変更があって、どんどんつきつめて練習していって、でき上がったものが最終的に世界選手権などにまとまってくるので、ぜひ楽しみにしていてほしいですね。今日はありがとうございました。
今シーズン すばらしい演技に期待しています!
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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