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1月20日から全米選手権がネブラスカ州オマハで開催されている。シニアは24日木曜日の午後、ペアSPから開始される。
この大会の最大の注目は、女子シングルでアシュリー・ワグナーがタイトルを守れるかどうかだ。今シーズン、スケートアメリカ、フランス大会で連勝し、GPファイナルでは浅田真央に次いで2位だったワグナー。彼女に立ち向かうのは、若手のグレイシー・ゴールド、長洲未来、今シーズンGPファイナル進出したクリスティーナ・ガオなど。どの選手もベストな演技を見せればタイトルを取れるだけの実力があるだけに、見ごたえのある戦いが期待できる。アリッサ・シズニーは負傷のため欠場となった。
男子はジェレミー・アボットがタイトルを守ることができるかどうかが注目される。5位に終わったスケートアメリカの後、椎間板のずれによって神経が圧迫されて下半身にうまく力が入らなくなっていたことが判明。トレイナーからフィジカルセラピーの指導を受けながらトレーニングを続けてきた。復帰を表明していたエヴァン・ライサチェク、ジョニー・ウィアーともにこの大会を欠場することが発表された中、アボットがベストな演技を見せることができれば、4度目のタイトルを手にするだろう。彼に挑戦するのは、ロス・マイナー、アダム・リッポンたち。若手のジョシュア・ファリスやジェイソン・ブラウンなども、どこまでトップに迫ることができるか楽しみである。
ペアは、チャンピオンのデニー&コフリンが欠場となり、新チャンピオンが誕生することになる。もっとも有力な優勝候補は、NHK杯で3位と健闘したキャステリ&シュナピアである。このところ長くパートナーシップを続けるペアが少なくなり、安定した成績を残すペアが減ってきた中で、2位3位争いはどのような展開になるのかわからない。
アイスダンスは、デービス&ホワイトが5度目のタイトルを手にすることが予想される。シブタニ&シブタニ、フベル&ドナヒュー、そしてチョーク&ベイツらが残りの表彰台の2スポットをめぐって競うことになるだろう。

田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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