ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2007年10月02日

気持ちは週末へ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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10月1日の朝、パリは雨だった。最近は、雨の音を聞くことが多い。パソコンで日本ラグビーの情報をチェック。権丈選手(早大)はNECなんだ、長江選手(京産大)はリコーか、強力PRとったなぁ、などとブツブツ言いながらニュースを読んだ。W杯の取材をしつつ、今月下旬から始まるトップリーグにも備えなければ。

アルゼンチンがアイルランドを破った試合のことを何度も思い出すのだが、アルゼンチンSOエルナンデスのとてつもなく高いハイパントが頭から離れない。5万人近く入るスタジアムの屋根の上を越えていた。JSPORTSの放送でも話したのだけど、あのスタジアムを外から眺めている人は、エルナンデスのハイパントのボールだけ見えるんじゃないかなぁ。エルナンデスは少年時代、前途有望なサッカー選手だったようだが、実際に上手いサッカー選手がラグビーボールを蹴るような雰囲気が漂っている。ジダンがラグビーをしたらあんな感じになるのかな。

アイルランドの試合後、エルナンデスは「今の気持ちを表現する言葉が見つからない。アイルランドより我々のほうがうまくゲームをコントロールできた」と語っている。実はアルゼンチンは、2003年大会の一次リーグでアイルランドに1点差で敗れている。この件について、ピチョットキャプテンが「2003年の悪い思い出を忘れるために、勝たなければならなかった」とコメントしていた。

準々決勝の相手はスコットランド。こうなるとアルゼンチン優位の予想が大勢を占めそうだが、スコットランドの手堅いゲームでの集中力は過去に何度も目撃してきた。今大会成功率100%キッカーのクリス・パターソンもいる。分からないと思うなぁ。試合は、10月7日、サンドニのスタッド・ド・フランスにて。今度は、フランスのクラブでプレーする選手の多いアルゼンチンの応援が多くなるのかもしれない。

Lequipe1

今朝のスポーツ紙「レキップ」の一面は、「いよいよ、土曜日!」という感じの見出し。10月6日、カーディフでのニュージーランド代表オールブラックス戦を煽っている。他の新聞も見たのだが、一面をオールブラックスが飾っているものがいくつかあった。ターゲットは絞られたということだ。オールブラックスは、一次リーグを圧倒的な強さで勝ち進んだのだが、いきなりフランスで大丈夫なのか? オールブラックスファンも心配なところだろう。そんな折り、FW第三列のラウアキ選手が危険なタックルで2試合の出場停止に。三列は層が厚いから影響は少なそうではあるけれど。

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