ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2006/02

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2006年02月26日

いよいよ決勝戦。

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

いよいよ決勝戦である。日本選手権は2月4日から始まったから、22日間の短期決戦だったのだが、ものすごくいろんなことがあったように感じる。早稲田に対するタマリバの健闘、コカ・コーラWJのNECへの果敢な挑戦、早稲田の快挙、三洋電機対NECの激闘。最後も質の高いゲームを期待したい。雨は降ってほしくないのだが、曇り空はなんとなく激しい肉弾戦に相応しい気もする。

土曜日は、JSPORTSのスタジオで、スーパー14のクルセイダーズ対シャークス戦の解説をした。シャークスの先発スタンドオフ(SO)は、期待通りトニー・ブラウンだった。画面に顔のアップが映し出されると、まゆの部分に日本選手権で負った傷跡が。なんだか、向こうの実況者に「これ、このあいだのNEC戦で切ったんだよ。凄いタックルしていてね」なんて、説明したくなった。シャークスはブラウンを待っていた。元NZ代表で19テストマッチに出場し、スーパー12で83試合出場の経験は絶大なる信頼感があるのだ。立ち上がりからブラウンは素晴らしいプレーを見せたけど、残念ながら左膝を痛めて途中交代となった。おそらく大事には至らない怪我だと思う。

それにしても、クルセイダーズのゲームメイカーであるSOダニエル・カーターのプレーには感心させられた。ピンチを一気にチャンスにするロングタッチキック、タックラーを幻惑するステップワークと周囲を生かすタイミングのいいパス。惚れ惚れした。多くの人に見て欲しい選手だ。

ちなみに、日曜日の深夜は、JSPORTS3でアイルランド対ウエールズの生放送もある。僕、解説です。ラダック監督が突然辞任してしまったウエールズ、どうなる?

◎愛好情報
ここ数日、ラグビー協会から次々にプレスリリースが流されているが、3月4日、5日は第2回の全国小学生タグ・ラグビー選手権大会が秩父宮ラグビー場で開催される(入場は無料)。4日には、4月の日本代表戦のチケットなどがプレゼントされる抽選会。5日は、サントリーサンゴリアスの選手達が初心者向けのラグビー教室も行われるようだ。詳細は、日本協会のHPをご覧ください。
また、4月3日〜9日には、熊谷ラグビー場で第7回全国高等学校選抜大会(24チームが参加)が開催される。この大会には、全国各地区から選抜されたチームに加え、実行委員会の推薦のチャレンジ枠というのがあるのだが、今年は、近年、東京都で常にベスト4に入っている東京朝鮮中高級学校、そして福岡高校が出てくる。福岡高校といえば、新日鐵釜石で活躍した森重隆さんが監督である。出場校、組み合わせの決定は、3月23日。

  • Line