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ラグビー コラム 2026年8月24日

【ハイライト動画あり】早稲田大学が天理大学に快勝!ルーキーも躍動した東西強豪対決。ラグビー菅平合宿2026

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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天理大学×早稲田大学。8月23日、大学王者を経験している東西の強豪が、長野・菅平サニアパークで力試しをした。まずは両軍のメンバーをおさらいしておこう。

【天理大学メンバー】

PR岡田大和
HO川内太陽
PR井上魁
LO工藤春平
LOアンディー・オモロー
FL長渕零
FL本吉駿太郎
NO8太安善明
SH林駿吾
SO堀元喜
WTB米澤泰成
CTB和田雄翔
CTB山田晟大
WTBフコフカ・ルカス
FB林翔吾

青木寛/上ノ坊友騎/松本航大/徳田大悟/久住玲央/竹内喜心/鬼塚稜/立石飛鳥/山下蓮/大城健富/内田旬/奈須竜信/髙橋陽希/星野雅空/安川和志

【早稲田大学メンバー】

PR杉本安伊朗
HO清水健伸
PR新井瑛大
LO笹部隆毅
LO米倉翔
FL牧錬太郎
FL久我真之介
NO8平野仁
SH大賀雅仁
SO服部亮太
WTB西浦岳優
CTB島田隼成
CTB名取凛之輔
WTB鈴木寛大
FB吉廻温真

堂薗尚悟/遠藤直輝/池田恭盛/宮川侑大/駒井良/野島信太郎/龍康之助/渡邊晃樹/竹山史人/東佑太/森田倫太朗/松本桂太/髙野恵次郎

HO清水健伸主将をはじめSO服部亮太ら主軸を並べた早稲田は、ロケットスタートを決める。

まずは序盤に天理の出鼻を挫くようなダブルタックル。ケニアの留学生である195センチの相手LOアンディー・オモローを2人でドミネート。天理のゲームプランに楔(くさび)を打ち込んだ。

堅守で相手の選択肢をキックのみにした早稲田は、敵陣侵入後に高精度&ハイテンポの連続攻撃。縦突進と角度をつけたランを織り交ぜて守備を攪乱する。

すると突破後、大外一気の展開で電光石火の先制トライ。さらに前半7分には同様の高速展開で1トライを追加。開始10分までに2連続トライを獲った。

注目のファーストスクラムは早稲田がペナルティ。劣勢ムードの天理に一筋の光が差したが、天理は敵陣ラインアウトでこの日2度目のラインアウトスチールを浴びる。黒を基調としたジャージの早稲田の空中戦が冴え渡った。

大学ラグビー 菅平合宿 2026 練習試合 (8月23日)

【ハイライト】早稲田大学 vs. 天理大学

すると早稲田は中盤のマイボールスクラムで8人一体のプッシュ。緩急をつけたスクラムワークでペナルティを誘う。

その直後に天理のCTB和田雄翔が強烈タックルでミスを誘うが、セットプレーでも優勢となった早稲田は“盤石モード”に。直後の前半19分、モールを起点に1トライを加え、早稲田のリードは19点に拡大した。

突破口を開きたい天理だったが、前半27分の敵陣ゴール前のモールもアンプレイアブル。

一方の早稲田は逆にモールで取りきるという好対照な展開。さらに早稲田はWTB鈴木寛大がステップで2人を振り切る快走トライで、リードを31点に広げた。

天理待望の得点は前半38分。

理由の一つはここまで不安定だったラインアウトの確保。相手ペナルティから敵陣左の空中戦で確保すると、ピールオフから突進。さらにLOアンディー・オモローをダミーにして2連続のゲイン。

最後は黒沢尻工出身のルーキーLO工藤春平が、フットワークを効かせたランでゴール下にトライ。1年生が強気のプレーでチーム初得点を記録した(31-7)。

しかし早稲田は前半終了間際、背番号7のFL久我真之介がスティール成功。前半最後の苦しい場面でワセダクラブ出身の3年生が高いスタンダードを示し、ここからSO服部が得意のランで6本目。

前半セットプレーを含めた多くの局面で上回った早稲田。38-7と大きくリードして試合を折り返した。

すると早稲田は後半開始からルーキーを投入。

J SPORTS 放送情報

SO服部に替わってピッチに立ったのは桐蔭学園の花園3連覇に貢献した竹山史人だ。

だが後半最初のトライは天理。相手のラックペナルティで右奥侵入。前半は獲れなかったモールで相手プッシュをいなし、FL長渕零が最後尾から急襲。欲しかった1本を奪った。(38-12)

一方の早稲田は途中出場のルーキーが魅せた。

後半7分、相手を引きつけて1年生FB吉廻温真のトライを演出してみせたのだ。(43-12)

さらに相手に1トライを奪われた後の後半17分。相手のミスキックの捕球から3人をかわすランスキルを披露。個人技でトライを決めてみせると、さらに後半30分にはコンテストを避けた“低空クロスキック”でトライ演出。パス、ラン、キックの3種類でトライを生んでみせた。(55-24)

早稲田にとって正司令塔の服部が不在となった場合の対処は必要だろう。人が変わるとチームが変わる属人的な組織は堅固とはいえない。その点において竹山が魅せたアタックスキルは選手層の厚みを感じさせる頼もしい材料となった。

試合はそのまま早稲田リードの55-24でフィニッシュ。

自慢のセットプレー、フィジカリティでペースを握れなかった天理。合宿後半で心身は厳しいはずだが、まずは8月26日の東海大学とのトレーニングマッチで自信を深めたい。

一方、攻守の精度、優勢のセットプレー、新戦力の台頭など収穫が多かったであろう早稲田。8月26日の京都産業大学との練習試合、そして9月12日の開幕戦(日本体育大学戦)へ向けて弾みをつけた。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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