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ラグビー コラム 2024年4月24日

田中史朗、日本ラグビーのパイオニアが引退。将来の目標は日本代表ヘッドコーチ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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左から松島幸太朗、田中史朗、松田力也

そして、会見の終盤にはサプライズとして、日本代表で仲の良かったFB(フルバック)松島幸太朗東京サントリーサンゴリアス)、そして伏見工業の後輩で、埼玉パナソニックワルドナイツ時代は一緒にプレーしたSO(スタンドオフ)松田力也(ワイルドナイツ)も登壇した。

田中は、「来てくれてうれしく思います。さっきは頑張って泣かんかったのに(泣)。若い頃から日本ラグビーを引っ張ってくれた2人で、今のパフォーマンスを見ても、世界のトップクラスのプレーヤーなので安心しています。これからリーダーシップを持って日本ラグビーを引っ張っていってくれたらうれしい。いや、本当にここで最後会えたのが本当にうれしいですし。ほんまにありがとう!」涙ぐんだ。

目頭を押さえる田中史朗

サントリーのウィスキーを持って登場した松島選手は、「本当にお疲れ様という一言です。自分がジャパンに入った時から、ずっとお世話になってきました。これから、ラグビーの普及もやっていくと思いますが、何をするにしても、ラグビーに関しては一生懸命な人なので、僕も手伝えることがあれば、どんどん参加していきたい」と話した。

田中選手に初めて会ったのは中学生だったという同郷の松田選手は、「本当にお疲れ様です。中学、高校から見ている選手で、僕の憧れでもありました。同じチームでラグビーをしていたし、プライベートでもすごく可愛がってもらったので、この場に来られてうれしく思います」。

ラグビー以外のところも、たくさん学ぶこともありましたし、この涙をこの近くで最後に見られてよかったと思います。いい思い出が一杯ありますし、プレーヤーとしてもすごく感謝しているし、いろいろなことをラグビー以外でも教えてもらった先輩で、本当に率直に寂しいという気持ちがあります」。

そして、「フミさんが残してくれたものを日本代表としてもそうですし、ラグビー界が繋いでいかないといけないと思います。伏見の後輩として、泣く役はもらおうかなと思います(笑)」と話した。

「ラグビーは僕の人生ですね。人生そのものです。本当にラグビーがなければ生きていけないですし、ラグビーのおかげで、ここまで成長させてもらった」という田中選手。

最後に「引退するのは誰もが経験することなので、しっかりと切り替えて、ラグビーが終わってからの人生の方が長いと思いますので、引退してから、たくさんのいろいろな方々にラグビーの素晴らしさを伝えながら、これからもラグビーを愛して生きていきたい」という言葉で締めた。

グリーンロケッツの試合は入替戦を入れて残り4試合。日本ラグビーのパイオニアだった田中選手はチームメイトを鼓舞しながら、最後までピッチを駆け回る。

文/写真:斉藤健二

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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