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ラグビー コラム 2024年3月11日

【ハイライト動画あり】タフな1週間を経て、強くコネクト。ブラックラムズ、今季2勝目。ヒートは攻め切れず、初勝利に届かず

ラグビーレポート by 田村一博
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呉洸太(三重ホンダヒート)

互いに力を振り絞った一戦のベストトライは、前半34分に生まれたものだったか。
インゴールに入ったのは、この日は黒いジャージーを着た10番、呉洸太。負けたヒートが奪ったものだ。

相手のキックを受けたFBトム・バンクスのカウンターアタックから始まった攻撃は、全員が走り、ボールを繋いで敵陣ゴール前に迫った。
呉のトライは、15フェーズを重ねた後の仕上げだった。

この一連のプレーが示すように、ヒートはよく攻めた。それは、Optaのデータからも分かる。前半は風下のヒートがポゼッションで上回り(53パーセントと47パーセント)、ゲインメーターでもブラックラムズより多く走った(208メートル)。

しかし、ヒートは風上に立った後半の環境を生かし切れず、攻め込んだ後の決定力が足りなかった。
ゲームキャプテンを務めたFL小林亮太は、「アタックでは良い部分もあった。ただ、トライ取るところまでいけなかった」と語り、ミスや反則でプレーが途切れたことを悔やんだ。

集中力が切れる瞬間があったことも課題に挙げた。
「やらなければいけないこと、決め事があったのに、ふっとした時に、それを遂行できない。ソフトなトライを与えてしまいました」

またも今季初勝利に届かなかった。勝ち点も得られなかった。
しかし、「悪い部分ばかりではなかった。しっかり前を向いて次戦に向けて準備をしていきます」と気持ちを奮い立たせる。

第9節を終えて12位と最下位。ただ入替戦など、下を見て戦うには早すぎる。
上を見て走り続けるしかない。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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