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ラグビー コラム 2024年3月8日

優勝占う全勝対決! 堅守速攻の野武士軍団に接点無双の猛勇狼士が挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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対するBL東京は前節、花園近鉄ライナーズを50-32で退けた。負傷欠場中のリーチ マイケルに代わってゲームキャプテンを務めるHO原田衛が先制トライ。毎試合卓越したスキルを見せてくれるSOリッチー・モウンガの正確なロングパスなどで8トライを奪った。その先発メンバーから今節は6名の変更がある。FL(7番)で日本代表キャップ15の徳永祥尭が復帰して今季初先発。伊藤鐘平が6番に回って、NO8にシャノン・フリゼルが入る。BKは怪我もあって、11番から15番まで全員が変わる。12番のCTBはニコラス・マクカランから万能BKのマイケル・コリンズ、13番のCTBはロブ・トンプソンからセタ・タマニバル。WTB(11番)は濱田将輝から森勇登、14番のWTBは松延泰樹から好調の桑山淳生、そして、FBは豊島翔平に代わってゲインメーターでディビジョン1の4位松永拓朗が先発復帰する。LOジェイコブ・ピアス、FLリーチ マイケル、FL佐々木剛というレギュラー選手が欠場しているが、それを感じさせない顔ぶれだ。こちらも層が厚い。

両チームの指揮官がニュージーランドのクルセイダーズで師弟関係があることも含めて、楽しみなマッチアップは多いが、もっとも注目したいのはSO対決だ。日本代表の松田力也、ニュージーランド代表のリッチー・モウンガはともに今季の全試合に先発。総プレー時間は50分ほどモウンガが上で、パス回数は大きく変わらないが、ボールキャリーの回数は、88対54、ゲインメーターは637m対206mで、モウンガが攻撃のオプションとしても相手チームの脅威になっていることを裏付ける。ただし、松田の数字の少なさは埼玉WKの中で効率的に動き、周囲の選手を走らせている証でもある。両選手の駆け引き、チームを勝利に導く手綱さばきが楽しみだ。この試合の勝敗にかかわらず、両者が優勝を争うプレーオフトーナメントに進出する可能性が高いが、今季最高レベルの攻防を見逃してはならない。

文: 村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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