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第24回関東高等学校ラグビーフットボール新人大会
【ハイライト動画】 決勝 桐蔭学園 vs. 國學院栃木|國栃がディフェンスで勝利を掴む
関東新人の決勝戦は昨季の花園王者の桐蔭学園と、國學院栃木の対戦となった。2021・22年大会はコロナ禍のため中止となったが、両者の対戦は2019年、昨季の2023年に続いて3大会連続の顔合わせとなった。
最後まで粘りを見せた國學院栃木のディフェンス
桐蔭学園は花園で優勝メンバーであるキャプテンFL(フランカー)申驥世、NO8(ナンバーエイト)新里堅志、FB(フルバック)古賀龍人(いずれも2年)らを中心とした攻撃力で勝ち上がってきた。前半からボールを継続して攻め込むが、國學院栃木が素晴らしいチームディフェンスを見せて得点を許さない。
すると、國學院栃木は今大会で成長したSH(スクラムハーフ)下井田雄斗、BKリーダーとなり、ガラッと変わったSO(スタンドオフ)神尾樹凛(ともに2年)が攻撃のタクトを握り、攻め込む。
9分にはスクラムを起点にボールを展開して、最後はWTB(ウィング)池田健心(1年)が左隅に飛び込みトライ、SO神尾がゴールを決めて7-0と先制する。その後は互いのディフェンスが上回る展開が続き、得点ボードが動かないまま、前半は國學院栃木が7点をリードしてハーフタイムを迎えた。
PGを決めるSO神尾。 花園から成長した姿を見せた
後半も拮抗した状態が続くが、ディフェンスでリズムを作った國學院栃木のペースで進むと、14分には中央右のPGをSO神尾が決めて10-0とリードを広げた。
6連覇を目指した桐蔭学園は27分、ようやくキックカウンターからボールをつないで、FB古賀がトライを挙げて3点差に迫る。その後も桐蔭学園が継続して攻め続けるが、「ディフェンスは國栃のDNA」という國學院栃木が最後までディフェンスで意地を見せてボールを奪い返し、蹴り出してノーサイドを迎えた。
國學院栃木は、2016年大会の第16回大会以来となる8大会ぶり2度目の優勝となった。一方、昨季の春と冬の「2冠」に輝いていた桐蔭学園は、昨年1月から続いていた15人制ラグビーの連勝がストップした形となった。
桐蔭学園の藤原秀之監督は「前半はドタバタして、ボールを動かすことしかしていなかった。ゲームを最後の5分間くらいしかやっていない。(今季のチームは)力がないことがわかって、勝ったらどうしようと思っていた。ここで負けて良かったと思う。まだまだ、これから。彼らがどこまでやれるか、です」と冷静に先を見据えていた。
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