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ラグビー コラム 2023年12月12日

同志社大学、味わったどん底。つながれた歴史。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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ラグビー 関西大学リーグ2023

【ハイライト動画】入替戦  同志社大学 vs. 大阪体育大学|同志社、名門の意地を見せる快勝

春の序盤に躍進したわずかな期待と、下降線をたどった夏以降の不安が入り混じる中、Aリーグの開幕。シーズン後半に上位校との対戦を控えていた同志社にとって、前半戦が肝だった。

どん底を味わった秋の天理大戦

しかし、立命大に惨敗し開幕節を落とすと、近畿大学にも敗れ、泥沼の連敗がスタート。関西大学と摂南大学にはともに2点及ばず、接戦をものにする力もなかった。「イレギュラーに対応する力が足りなかった」(山本主将)と想定外の連続だった。第5節には天理大学に春の雪辱を果たされ、大学選手権出場の可能性が消滅。目標としていた「日本一」は消えた。

入口に貼られた『THE DOSHISHA』

チームは目標を再設定した。掲げたのは『THE DOSHISHA』。「同志社大学ラグビー部のミッションとしてある応援されるチームになる」(宮本監督)、「ずっと応援してくれている人たちに、恩返しや感動で与えることが自分たちの責任だと思う」(山本敦)。

勝ちへの貪欲さをキーワードに挙げ、全員が通るグラウンドの入口に張り紙も貼られた。だが、残り2戦も落とし、勝ち点2の最下位でリーグ戦が終幕。同志社の威信をかけ入れ替え戦に挑んだ。

万が一負ければ、史上初の2部降格。重圧は計り知れなかった。試合前のロッカールームでは感極まる選手が続出。「同志社を守る戦い」(宮本監督)と覚悟を決め、運命の80分が始まった。

執念が表れた試合だった。前半10分、WTB(ウィング)岩本総司がステップで突破し、先制トライを奪う。その後もFW(フォワード)陣が力勝負を制し、3トライを加えた。

37分には、PR山本主将が敵陣ゴール前でジャッカルを決め、ペナルティを誘発。28点のリードがあったが、PG(ペナルティゴール)を選択した。慌てず冷静に1点でも多く。41点差に引き離した後半18分にも、SO(スタンドオフ)嘉納一千が右足を振り抜き、手堅く勝利を手繰り寄せた。

芦塚仁副将と抱擁を交わす山本主将

62-21でノーサイドの笛が鳴る。会場は拍手と激励の声に包まれた。長く、辛かった1年間。目に涙を浮かべた山本主将は「ずっと苦しい時間が続いたけど、最後まで付いてきてくれてありがとう。最後、こういう形で終われて良かった。ナイスゲーム」と仲間の前で話した。

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