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リーグ戦全敗となった同志社大学
12月2日、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで、ムロオ関西大学ラグビーAリーグの関西学院大学戦が行われた。最終節を初勝利で飾りたい同志社大学は、前半こそ粘り強くゴールラインを守り続けたが、後半に関学大のアタックに翻弄され、7-48で大敗した。
何としても1勝をもぎ取りたい一戦。しかし、序盤から関学大の固いディフェンスと鋭いアタックに阻まれる。開始早々、自陣でのディフェンスとなり左右へと展開される。右サイドのギャップを突かれ、先制トライを許した(0-7)。
雲行きが怪しくなると常に相手にボールを持たれ、ディフェンスの時間が続いた。セットプレーに関しても、スクラムの劣勢やペナルティが目立ち、自陣から抜け出すことができない。前半18分には、CTB(センター)岡野喬吾が右サイドからゲインを図るも、SH(スクラムハーフ)藤田海元がノックオン。
負傷交代となったCTB岡野喬吾
20分にもバックドアを通して突破を試みるがパスが乱れた。このボールを蹴られ、敵陣22mから自陣5mへと大きく後退。またもチャンスを失った。その数分後には、エース岡野が負傷交代となり、1つの攻め手を失った。その後も防戦一方の展開となり、ロスタイムにはPG(ペナルティゴール)も与えてしまう(0-10)。大きく点差はつかなかったが、苦しい前半戦となった。
巻き返しを図る後半戦。この日のゲームプランについて「前半に我慢して、後半でトライを取り切る」(橋野皓介コーチ)と虎視眈々とチャンスを狙った。だが、先にスコアしたのは前半同様に関学大だった。4分、6分と広くスペースを使う相手に対しタックルを連続で外され、2連続トライを奪われる(0-22)。
反撃したい同志社は、連続攻撃からCTBファイアラガ義信ダビデが乱れたディフェンスラインを突破。そのままゴールラインへ飛び込み、1トライを返した(7-22)。ファイアラガは「いいボールキャリーをしてくれ、自分の前が空いた」とラストパスを出したCTB市川亮太を称えた。
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