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ラグビー コラム 2023年10月23日

【ハイライト動画あり】同志社大学、史上初の開幕4連敗で最下位転落。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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ラグビー 関西大学リーグ2023

【ハイライト動画】同志社大学 vs. 摂南大学|最後のPGが外れ、同志社が開幕4連敗

ハーフタイムに副将のFB(フルバック)芦塚仁(社4)は「(前半は)自分たちのミスで点を取られていて、崩されている感じではなかったので、3週間やってきたことを出そう」とチームを鼓舞し、後半へと向かった。

しかし後半、最初に得点を挙げたのは摂南大だった。後半7分、陣地を取られ、下がりながらの攻撃。ラックでターンオーバーを許すと、オフロードパスをつながれ独走を許した(18-31)。

この13点差から離されまいと同志社も奮起し、敵陣5mラインへ。FWがピックアンドゴーでトライを狙うも、最後はグラウンディングできなかった。その後、35分まで得点はなく、敵陣に入ってもスコアできない苦しい時間が続いた。

ついに同志社が後半初トライを生む。相手の反則から前進し、最後は嘉納が落ち着いてトライを返した(25-31)。流れが傾き始め、ようやく逆転のトライを奪ったのは42分。アドバンテージから強気なアタックで嘉納から岡野につなぎ、最後はHO(フッカー)長島幸汰が飛び込んだ(32-31)。

このまま試合が終わるかと思われたが、キックオフレシーブでオブストラクションを取られ、PGを選択される。このキックが決まり、32-34とされた。

観客全員が見つめるラストワンプレー。同志社は古豪の意地を見せつける。中央スクラムで圧倒し、相手のペナルティを誘った。距離は約25m。迷わずPGを狙ったが、SO嘉納のキックは惜しくも左に外れ、その場で泣き崩れた。

高校時代からのチームメートである副将のFB芦塚は、「あそこの場面に他の14人は立てない」とキッカー嘉納に対する絶大な信頼を語り、チームとしての敗北をかみ締めた。

◆関西大学リーグ順位表(10月22日時点)
1位 天理大学 勝ち点19(4勝0敗)
2位 京都産業大学 18(4勝0敗)
3位 関西学院大学 17(4勝0敗)
4位 立命館大学 6(1勝3敗)
5位 近畿大学 4(1勝3敗)
5位 関西大学 4(1勝3敗)
5位 摂南大学 4(1勝3敗)
8位 同志社大学 2(0勝4敗)

どちらが勝っても初勝利となるシーソーゲームをものにすることはできず、2点差で敗戦。8チーム制のリーグ戦になって以降、史上初の開幕4連敗となった。総括として山本主将は「本当に簡単なミスが多かった。(トライを)取り切るところを取りきれてない」と反省し、今後への課題を口にした。

4試合を終えて最下位となり、入れ替え戦の出場回避が現実的な目標に変わった。「悪い方に捉えると、切り替えられずに練習の雰囲気も悪くなってしまう。もうあと3試合勝っていくだけ」(LO/ロック寺北亘佑)とチーム全員で懸命に前を向く。

文:西田雄哉/写真:勝部健人(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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