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ラグビー コラム 2023年10月10日

【ハイライト動画あり】ポルトガル、悲願の初勝利!魅惑のアタックでフィジーに逆転勝ち

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールC

【ハイライト動画】フィジー vsポルトガル

フィジーもこの日、何度も大幅ゲインしていたFBシレリ・マンガラが自陣22m付近から一気に相手陣22mラインまで走ってチャンスを作り、最後はFLレヴァニ・ボティアがトライ。ロマニがゴールを決めて、10-10とする。その後もシーソーゲームは続いた。後半11分にポルトガルがモールを押しこみ、HOフランシス・フェルナンデスがトライ。その後のフィジーの猛攻は粘り強く止め続けたが、28分、フィジーがロマニのトライとゴールで17-17と再び同点となる。

その後、フィジーが2本のPGを追加し、後半36分で17-23の6点差になったところで、誰もがフィジーの勝利を確信しただろう。しかし、ポルトガルの選手達はあきらめていなかった。フィジーのハイパントを自陣から切り返し、丁寧にボールをつないでフィジー陣に入り、右タッチライン際でFLディヴィジ・ウォリスが捕まる。このブレイクダウンの背後にいたのが決定力抜群のWTBストルチだった。

ストルチはブレイクダウンとタッチラインの狭いスペースにディフェンダーがいなくなったのを見逃さなかった。いなくなるのを待っていたかのようにタッチライン際を抜け出し、最後はWTBホドリコ・マルタにつないで右中間にトライ。22-23と1点差とする。歴史的勝利はゴールキッカーのSHマルキの右足に託された。ポルトガルのコーチ陣、スタッフ、ベンチの選手達、そしてサポーターが祈るように見つめる中で、マルキが右足を振り抜くと、ボールはゴールポストに吸い込まれた。スコアは、24-23と逆転。その後のキックオフからボールをキープしたポルトガルに歓喜の瞬間が訪れた。

ポルトガルは2007年大会で初出場を決めて以降RWCからは遠ざかっていた。しかし、2019年に現在のヘッドコーチであるパトリス・ラジスケが就任すると、攻撃的なラグビーでレベルアップ。シックスネーションズの下部大会にあたるヨーロッパチャンピオンシップで常に上位を争う実力を備えて行く。今大会のヨーロッパ予選では4位となって当初は圏外だったが、スペインが出場資格のない選手を予選に出場させたことで3位に浮上し、敗者復活戦で香港、ケニアに勝利。アメリカとの決定戦で1勝1敗の引き分けながら得失点差で出場権を勝ち取った。

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