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ラグビー コラム 2023年10月9日

【ハイライト動画あり】日本代表、アルゼンチンに敗れプール戦敗退。ジェイミージャパンは7年半の旅を終える。ラグビーワールドカップ プールD

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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それでも、アルゼンチン代表のアタックを止めることができなかった。28分にWTBカレーラスにハットトリックとなる3本目のトライを許し、さらに35分にはPGを決められて万事休す。結局、27-39のスコアで敗戦。地力に勝るアルゼンチン代表は、2大会ぶり5度目の決勝トーナメント進出を決め、日本代表はプール3位となり、次回2027年大会の出場権を得た。

POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にはアルゼンチン代表のWTBカレーラスが選出された。「決勝トーナメントに進むためにハードワークしてきたので、それが達成できてうれしい。これからも試合を通して学んだことを活かしてエンジョイしたい」。

ジェイミー・ジョセフHC(左)と姫野和樹キャプテン

善戦したものの、終盤で突き放されて2大会連続のベスト8進出できなかった日本代表のジョセフHCは、「全員がフィットしており、精神的にも肉体的にもプレーする準備ができていた。選手たちはとてもいいプレーをしていたと思う。おそらく過去4年間で最高のプレーをした」。

「非常にフィジカルで経験豊富なアルゼンチンに対し、我々の姿勢、意図、そして自分たちのラグビーをしようという意志という点で、私はチームをとても誇りに思う」と選手たちを称えた。

NO8姫野キャプテンは「ここまで来るのにたくさんの犠牲を払って、100%みんな努力した。そのことを誇りに思う。日本のファンに結果で恩返しすることはできなかった」。

「だが、僕たちの歩んできた道のりは無駄ではなかったし、夢や文化、レガシーは受け継がれていくと思うし、日本ラグビーはまだまだ強くなれると信じている。今回エベレストの頂上に桜を咲かすことはできなかったが、最高のチームだった」と目を赤くしながら話した。

チェイカHC(左)とモントージャ キャプテン

アルゼンチン代表のチェイカHCは、「日本に得点を与えてしまったのは残念だったが、それをポジティブに捉えれば、来週に向けて修正していけば、勝ち続けるチャンスはあるかもしれない。前に進むにつれて向上していかなければならない。(準々決勝の相手)ウェールズは4勝し、優勝候補であることは承知している。相手もゲームプランも違うので、今日と同じ試合は繰り返さない」と先を見据えた。

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