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ラグビー コラム 2023年10月9日

盤石のアイルランド、スコットランドの気迫みなぎる挑戦退け1位通過決める。ラグビーワールドカップ2023、プールB最終節レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールB

【ハイライト動画】アイルランド vsスコットランド

後半。スコットランドは入替でFBに入ったオリー・スミスが42分に不行跡でイエローカードを受け、みずから首を絞めてしまう。アイルランドはこのチャンスにすかさずたたみかけ、続くラインアウト起点の攻撃から左ライン際でパスを受けたHOダン・シーハンがインゴールへ。これでゲームの趨勢は決定的になった。

以後、アイルランドはフレッシュなリザーブメンバーを次々と投入しながら接点での推進力を維持し、試合を優勢に展開。攻守とも圧力を緩めることなく前に出続け、58分にはSOジャック・クラウリーのピンポイントのキックパスからCTBリングローズが悠々とゴールラインを越える。

スコットランドがようやく反撃に転じたのは、勝負が決した後の64分だ。キックレシーブ起点の攻撃でいい形を作り出し、CTBシオネ・トゥイプロトゥのブレイクから右ライン際でパスを受けたHOユアン・アシュマンが右中間を陥れる。続く65分にもキックオフレシーブからCTBヒュー・ジョーンズが左ライン際を突破し、サポートしたSHアリ・プライスがポスト下へ駆け抜けて7点を返した。

フルスロットルで飛ばしてきた影響からか足が止まり始めたアイルランドだったが、70分以降はキックを軸にした堅実なゲームメイクへとシフトし、じわじわと時計を進める。終了直前、ゴール前で得たペナルティからFW勝負を挑み、PRフィンレー・ビーラムがねじ込んだプレーは直前にノックオンがあったという判定でトライは認められなかったが、危なげなく試合をコントロールしきって36-14でフルタイムを迎えた。

この試合に敗れればプールマッチ敗退の可能性もあったアイルランドだが、13-8で勝利した南アフリカ戦に続いて凄みに満ちたパフォーマンスを披露し、堂々と重圧をはね除けてみせた。これで4戦全勝の勝ち点19とし、死の組と呼ばれたプールBを文句なしの1位で通過。スコアが開いた45分以降一気にメンバーを入れ替えるなどまだ余力も感じさせる内容で、クライマックスの決勝トーナメントに向け、チーム状態はピークを迎えつつあることをうかがわせる。

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