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ラグビー コラム 2023年10月8日

【ハイライト動画あり】ウェールズ、激戦のプールC首位通過決める。鉄壁の防御でジョージアを突き放す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ウェールズの真骨頂が発揮されたのは、後半3分のトライだ。懸命にボールを繋ぐジョージアのアタックを粘り強く止め続けると、パスミスが起こり、これを拾ったCTBジョージ・ノースからボールはWTBルイス・リース=ザミットへ。22歳のスピードスターが約60mをあっという間に駆け抜けてインゴールにボールを押さえた。

17点差をつけられたジョージアも反撃を開始し、疲れからかやや集中力を欠いたウェールズから2トライを奪う。後半19分は、ゴール前のラインアウトからFWがラックサイドを何度も突いたもの。22分にはWTBダビト・ニニアシビリがやや緩慢な動きになったディフェンスの隙を見逃さずに抜け出し、左コーナーにダイブした。スコアは、24-19と1トライ、1ゴールで逆転可能な点差となり、スタジアムに大歓声がこだまする。

しかし、ジョージアの反撃もここまで。ウェールズは27分、34分にリース=ザミットが俊足を飛ばしてハットトリックを決め、終了間際、パワフルな突進で攻撃の起点になっていたCTBジョージ・ノースがダメ押しトライをあげた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは、18タックルを95%の確率で決めたFLトミー・レフェル。「体が痛いです」とジョージアの突進を止めるのは簡単ではなかったとコメントした。

ウェールズの総タックル数は163。ジョージアの114を大きく上回り、4連勝のうちポルトガル戦を除く3試合で相手のタックル数を上回った。決勝トーナメントでもタックルでペースをつかむプレースタイルを貫くだろう。準々決勝はマルセイユに場所を移し、プールD2位との戦いとなる。一方、ジョージアのレヴァン・マイサシヴィリヘッドコーチは、勝利なく終えた大会を振り返り、「望む結果ではありませんが、私たちは毎試合戦い、決してあきらめませんでした」と語った。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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