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ラグビー コラム 2023年8月16日

【RWC2023出場国紹介:日本】2大会連続プール戦突破から頂点を伺う。 世界を驚かせ、日本の存在感を示せるか

ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
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BKはSH流、CTB中村亮土、WTB松島幸太朗の2019年の主力組が残ったが、15人中10人がRWC初選出というフレッシュが顔ぶれになった。BKラインの軸になるCTBディラン・ライリーは安定感があり、進境著しいCTB長田智希、決定力あるセミシ・マシレワジョネ・ナイカブラの加入で多彩な攻撃が実現できそうだ。山中亮平が外れたことで、FBのファーストチョイスは松島になり、松島に怪我があった場合は、マシレワがカバーする。すべてのポジションをカバーできるレメキ ロマノ ラヴァは負傷者が出たときには心強い存在だ。本大会までに組織ディフェンスの精度をどこまで高められるかが課題になる。

ラグビーワールドカップ2019 日本vs南アフリカ

RWCの日本代表は1987年の第1回大会から連続出場をしているが、2015年大会で南アフリカ代表に勝つまでは、1991年大会のジンバブエ戦であげた1勝のみにとどまっていた。以降の躍進は記憶に新しいところ。過去2大会は国内シーズンを前倒しするなど、日本ラグビー界をあげて日本代表強化に時間を割いたが、今回はリーグワンを5月まで行い、いわば通常の国内シーズンの中でのRWCだ。日本代表としての強化時間は過去2大会に比してはるかに少ない。日本ラグビーの地力が問われる戦いでもある。

ジョセフヘッドコーチはこの大会後に退くことが決まっており、選手では流が「日本代表としてのプレーはこれが最後」と明言している。2016年から始まったジェイミー・ジャパンの集大成の戦いになるわけだ。姫野キャプテンは報道陣からRWCでの戦い方を問われ、「テストマッチは簡単な試合はひとつもない。3点を積み重ね、スコアで相手にプレッシャーを掛けること、思い切って仕掛けることも必要です。バランスが大事で、大胆かつ繊細に試合を運びたい」と話した。ジェイミー・ジャパンの特徴は、毎試合ゲームプランを変えてディフェンスを崩すところにある。

プール戦での対戦順は、チリ(22)、イングランド(6)、サモア(12)、アルゼンチン(7)。現在の日本代表の世界ランキングは14位で、カッコ内の数字通り、チリ以外はすべて上位国となる。その相手に知恵と工夫でどう戦うのか、準備試合の戦いぶりでは不安は多いが、残り時間を有効に使って史上最高の結果を勝ち取ってもらいたい。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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