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ラグビー コラム 2023年8月10日

【RWC2023出場国紹介:フィジー】トンガ、サモア、日本を破って世界10位に浮上 ジャイアントキラーがプールCをかき回す?

ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
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2023年2月、バーン・コッターヘッドコーチが個人的な理由で辞任したことにともない、元フィジー代表キャプテンのサイモン・ライワルイがヘッドコーチに就任した。ライワルイヘッドコーチは48歳で、フランスの強豪クラブ、スタッド・フランセの共同マネージャーをつとめていた。現役時代は身長2mの大型LOとしてフィジー代表で39キャップを得ている。ニュージーランド生まれでオーストラリア育ち、イングランド、ウェールズでのプレー経験があり、世界のラグビーを知り尽くしている。

ワイセア・ナヤザレヴ

8月9日、RWCフランス大会に臨む33名のメンバーが発表された。キャプテンはCTBワイセア・ナヤザレヴ、このほか、セミ・ランドランドラ、FLレヴァニ・ボティアらフランス、イングランドの強豪クラブでプレーする選手が多いが、33名中24名がRWC初出場となるフレッシュなメンバーだ。ニュージーランド、オーストラリアの強豪クラブと戦うスーパーラグビーに参戦するフィジアン・ドゥルアの選手も多い。高いレベルで経験を積む選手たちは以前のような簡単なミスが少なくなり、規律正しくプレーする。フランス大会では、世界ランキング8位オーストラリア、9位ウェールズと同じプールCに入る。10位のフィジーがこの両チームを破る可能性は十分にある。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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