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ラグビー コラム 2023年8月4日

W杯メンバー発表直前!国内5連戦の最終戦「日本代表×フィジー代表」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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4年前は、そんなフィジー戦の勝利が自信になった。

2019年大会を目前に控えていた日本代表は、岩手・釜石で4連敗中のフィジーと激突。苦手意識を克服する34-21の勝利を挙げ、上向きのまま本大会へ進んだ。

期待の中に混じる不安を払拭するためにも、4年前と同じ、もしくはそれ以上の手応えを掴みたい。

日本代表スターティングメンバー

「フィジカルやS&Cの強化」(ジョセフHC)で手応えのあった宮崎合宿を経て、いよいよ重大局面へ進む日本代表メンバー23人が発表されている。

トンガ戦から先発は4人変更。

ジェイミーHCが「W杯でも価値のある選手」と高く評価するFLピーター・ラブスカフニが、股関節の怪我から今季初先発。

そして2試合前のサモア戦で痛恨の反則(ネックロール)をしてしまったLOジェームス・ムーア、先週はキック不調だった李承信に代わりSO松田力也、トンガ戦でトライを防ぐタックルを見せたFB松島幸太朗の3名が、リザーブから繰り上がった。

リザーブで今季初のメンバー入りをしたのは下川甲嗣。指揮官は「素晴らしい練習も積み重ねきた。6番としてアピールしてほしい」と期待を寄せた。

その他メンバー外の選手では、主力候補の3人について指揮官が怪我の状況を明かしている。

「3人怪我をしています。ワーナー(・ディアンズ)は足首を捻ってしまい(復帰に)2、3週間掛かると見込んでいます。先週に(ヘル・)ウヴェは肩を痛めました。またテビタ(・タタフ)は手を負傷して、練習に参加していません」

フィジー代表スターティングメンバー

一方、フィジー代表メンバーは本稿執筆時点で未発表。

ただFW最多22キャップのHOサミュエル・マタヴェシや、低重心のランが強力なPRペニ・ラヴァイら、W杯出場濃厚な主力は登場するだろう。

そして来日メンバーで最多44キャップ、祖父がフィジー首都スバの元市長という司令塔、SOベン・ヴォラヴォラも出場濃厚。キックの名手でもあり警戒が必要だ。

一部主力が欠けていたサモア同様、フィジーも今回遠征メンバーに飛車角クラスがいないという印象は否めない。

世界最高峰のユーティリティBKであるセミ・ランドランドラ、センターにも対応する“最凶”弾丸ランナーのジョシュア・トゥイソバ。フォワードでは、ダイナミックなランが魅力の世界的バックロー、ヴィリアメ・マタも不在だ。

日本代表はW杯へ向け、2連勝を飾りたいところだ。

先週に引き続き、規律とタックル精度を維持しながら失点を抑える。前戦の課題だった「後半10分間」(NO8姫野和樹)のパフォーマンスについても注目したい。

膨らむのは期待か。それとも不安か――。W杯前の国内最終戦。期待が膨らむと信じ、今こそ大声援を桜の戦士たちに届けたい。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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