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ラグビー コラム 2023年7月20日

サモア代表とワールドカップ前哨戦!札幌ドームは日本代表戦初開催。リポビタンDチャレンジカップ2023「パシフィックネーションズシリーズ」第1戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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この改正により今回、アメリカ代表32キャップの世界的PRティティ・ラモシテレ、オーストラリア代表26キャップのSOクリスチャン・リアリーファノらがサモア代表の戦列に参加。

有力なオールブラックス経験者もおり、今回の遠征に参加していない英ブリストルの主力6番スティーブン・ルアトゥア、江東BS入りするファンタジスタのSO/FBリマ・ソポアンガらだ。

今シリーズで対戦するサモア、トンガ、フィジーの3カ国について訊ねられた日本代表のリーチマイケルは「かなり強いです。過去10年でベストメンバー」と強い警戒感を示していた。

また昨年サモアはパシフィック・ネーションズカップ 2022で8年振りの優勝。オーストラリア代表A(セカンドチーム)、トンガ代表、フィジー代表に3連勝し、実績を積み重ねた。

さらに代表候補選手はトンガ選手と共に「モアナ・パシフィカ」を構成し、南半球最高峰「スーパーラグビー パシフィック」に参戦中。RWC2019のジャパン躍進を下支えしたサンウルブズ同様、チーム強化の土台も築いている。

サモア代表スターティングメンバー

注目のサモア代表メンバーが発表されている。

PRポール・アロエミールが主将を務め、4年前の日本戦に先発したPRジョーダン・レイらがFW第1列に並んだ。フォワードではワラターズの巨漢、198cmのFLタレニ・セウは要注意だろう。

注目のスタンドオフには、豊田自動織機やNTTコミュニケーションズでもプレーした、元豪州代表のSOリアリーファノが入った。

フランスのTOP14で活躍してきたセンターコンビは要警戒。ダンカン・パイアアウア(仏トゥーロン)と、ラ・ロシェルの準優勝に大きく貢献したウルパノ・ジュニア・セウテニだ。

日本代表のフォーカスポイントの一つは、引き続き浦安合宿からフォーカスしてきたタックルだ。イエロー・レッドカードを避けつつ、先週は後半に落ちたタックル精度、コネクションを80分間継続したい。

またフィジカリティに自信を持つサモアに対し、攻防局面のコリジョン(衝突)でも優位に立ちたい。

アタックでは、多彩なスキルを駆使してスペースを攻略する攻撃を続け、得点を重ね、登頂ルートに間違いナシという自信を深めたい。

キックオフは14時50分だ。今週土曜日が到達目標ではない事は承知している。しかし勝利するBRAVE BLOSSOMSの姿が見たい。ラグビー日本代表戦初開催の札幌ドームで、日本代表は、私たちは、快哉を叫ぶことができるか。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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