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ラグビー コラム 2023年6月14日

ポイントは「ジャパンラグビーをすること」。ラグビー日本代表のアタックを支えるトニー・ブラウン コーチ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「ジャパンラグビーをすること」と語るトニー・ブラウン コーチ

新戦力となるCTB(センター)長田智希(埼玉パナソニック)、WTB(ウィング)木田晴斗(スピアーズ船橋・東京ベイ)に期待することは、「もちろん、非常に素晴らしい選手。2人とも素晴らしいリーグワンのシーズンを過ごした。期待しているのは、彼らが日本代表でポジション争いに絡んでくれること。この準備期間で激しい競争がある。そこで彼らが戦えるか。素晴らしい選手であるのは間違いないが、インターナショナルレベルであることを示せるか」。

「(インターナショナルレベルとは)フィジカリティは非常に大きな要素。リーグワンの2倍はフィジカルが必要。セットピースがよりフィジカルで、タックルもよりハードにしないといけないし、スピードもゲームも速くなりる。今までとは完全に違った競争になる」と話した。

そして、ブラウンACはジョセフHCら多くの同じスタッフ陣と2度目の大会に臨む。「個人的に自分のモチベーションというものはそんなになく、日本代表としてのモチベーションはある。いい準備ができれば、いいジャパンラグビーができる。そうすればワールドカップで勝つことができる。つまり、私のモチベーションはそのチャレンジ。勝つための準備をまさにしている。非常に大きなチャレンジ。そこが、私が最も愛する仕事」と語気を強めた。

予選プールで対戦する4チームの試合に関して、ブラウンACは「すべて見ている。去年のテストマッチは全部見ている。さらに、今後行われる試合も見る。それで各チームに勝つためのそれぞれのプランができてくる」。

そして選手たちのレベルも「これから上がってくると思う。でも、前回日本でワールドカップを戦った時、私から見ても今までで一番調子の良かった選手もいて、だからビッグゲームで勝利を収めることができた。次も(選手たちは)そういうレベルまでいかないといけない」と話した。

7月には「オールブラックスXV」と2試合、さらに7月から8月にかけてのパシフィックネーションズではサモア代表、トンガ代表、フィジー代表と激突する。

ブラウンACは「いつも心がけていることだが、私たちのアタックの最大のポイントは、ジャパンラグビーをすること。速くて、スキルが高く、そしてディフェンスにプレッシャーを与えないといけない。(ディフェンスで)プレスをしっかりして、ボールを長い時間保持しないといけない。今日みたいな暑い日は特にそうで、それがジャパンのラグビー」と意気込んだ。

ブラウンACは6月の浦安合宿では、新しい選手もいるため、昨季までのアタックの確認などのベースを仕上げて、7月から8月の試合で日本代表はワールドカップに向けてチャレンジングなアタックを見せてくれるはずだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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