早稲田大学、「物足りなさ」を払拭したい流通経済大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会

「とにかく身体を当てる」と伊藤主将が強調するように、流通経大戦では接点に注目したい。今季からフルコンタクトの練習時間を大幅に増やした早大。これまでの試合テーマも『ゲインラインバトル』や『ブレイクダウン』などコンタクトの局面にフォーカスしてきた。

相手ディフェンスを押し込む村田陣悟

高い強度の接点を繰り広げることが予想されるFWでは、特にNO8（ナンバーエイト）村田陣悟（スポ4＝京都成章）に注目だ。村田の持ち味である力強いボールキャリーは早大のアタックに勢いをもたらすに違いない。また、セブンズでの敗戦に悔しさを抱くCTB岡本大輝（スポ4＝東京・本郷）、WTB（ウィング）細矢聖樹（スポ3＝国学院栃木）の奮闘にも目が離せない。

セブンズのリベンジを果たし、最終節の帝京大戦に弾みをつけたい早大。試合開始直後から闘志のこもったプレーを見せてくれることだろう。コンタクトで圧倒し『WASEDA FIRST』を体現する『チーム伊藤』に期待したい。

文：村上結太／写真：濱嶋彩加（早稲田スポーツ新聞会）