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ラグビー コラム 2023年5月12日

日本ラグビー協会、世界の強豪国で構成される『ハイパフォーマンスユニオン』に決定

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「過去、例えばルール、出場権に関して、いわゆるIF(国際競技連盟)の中での発言力が大きく関係して、競技成績に関わることは紛れもない事実です。大きく物事を変えていくために、3人の理事を輩出して3票持つことが、我々が持っている目的を達成するための1つの手段となる」と説明した。

日本ラグビー協会は男子15人制のワールドカップの再招致、さらに女子の15人制ワールドカップ招致を目指している。今回、日本ラグビー協会がハイパフォーマンスユニオンになったことは影響があるのかを聞いた。

岩渕専務理事は「すでに(男子15人制の)ワールドカップを開催した事実、競技力、世界のラグビーに対する貢献を考えると、ワールドラグビーやユニオンから評価されている。ワールドカップの再招致に対して疑いを持つことはない。過去とは違います」。

「ハイパフォーマンスユニオンになったことで、すぐに再招致が加速することはないですが、ただ最終決定はワールドラグビーの理事会で行われます。投票権が3票持ったことに関しては、投票数として前向きだし、投票の数が増えることで、具体的な審議だけでなく、様々な審議が行われることになります。日本が3票になったことは、ダイレクトに再招致に影響することはないですが、間接的には大きなインパクトになると思います」と話した。

もちろん、ハイパフォーマンスユニオンになったことで、世界のラグビーシーンから日本ラグビー界に求められる期待は大きいという。

岩渕専務理事は「我々としては日本のラグビーのためにはもちろんこと、日本だけでなく、主語がアジア、世界ということになり、1つ大きな責任を担わないといけない。身近なアジアの国々とどういうことができるか、世界のユニオンと一緒になって何を前に進めることができるのか、今後世界のラグビーがどう発展していくのか、ハイパフォーマンスユニオンの大きな責任だと思います」。

「これがゴールではなく、これから何をしていくか大きな課題で、昨日から動きだしていると思っていただいていい。試合を作っていくこともしないといけないし、グラウンドの上だけでなく、外でもいろんな国と協議してやっていかないといけない」と意気込んだ。

TEXT:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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