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ラグビー コラム 2023年5月12日

今季3度目の対決。決勝進出はどっちだ?クボタスピアーズ船橋・東京ベイに挑む東京サントリーサンゴリアス

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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東京サンゴリアススターティングメンバー

東京SGは最終節の先発PR垣永真之介に怪我があり、代わって2年目の細木康太郎が初先発する。NO8テビタ・タタフの負傷欠場により、FL(6番)だった箸本龍雅がNO8に入り、6番にはトム・サンダースが入る。SOは田村煕に代わってアーロン・クルーデン。WTB(11番)は尾崎泰雅に代わってテビタ・リーが先発。そして、怪我で戦列を離れていたオーストラリア代表CTBサム・ケレビが満を持してリザーブ登録された。世界屈指のペネトレーター(突破役)は、途中出場でどこまでS東京ベイを苦しめるのか。S東京ベイもリザーブに元ニュージーランド代表のCTBライアン・クロッティを入れており、このマッチアップも楽しみだ。

S東京ベイの立川理道キャプテンは、12日(金)のオンライン会見で、「お互いにけが人はいますが、選手層は厚いし、誰がプレーしても大きな影響はない。試合に向けて何をすべきかにフォーカスしたい。誰が出てきても自分たちのスタイルは変わりません」と語った。対する東京SGの齋藤直人キャプテンはこう話した「最終節もお互いに何も隠さずに戦った。手の内は知っている者同士、イーブンです。僕がSHとして考えているのは、S東京ベイのビッグパック(大きなFW)を、いかに効果的に後退させるかということです。キックも使いますが、攻めのバラスを考えたい」と攻略法を話した。

強いフィジカルを持つS東京ベイと、スピードで勝負したい東京SG。そんな対照の妙も楽しめそうだ。また、18トライをあげてリーグワンの最多トライゲッターとなった尾崎晟也(東京SG)と、16トライで2位になった木田晴斗(S東京ベイ)のトライゲッター対決も注目だ。東京SGの田中澄憲監督は「バックスリーはうちの強みです」と言い切る。WTBテビタ・リー、尾崎晟也、FB松島幸太朗のことである。対するS東京ベイも、木田、根塚洸雅ゲラード・ファンデンヒーファーと好選手が並ぶ。

トップ4に残ったチームの首脳陣は口をそろえて、「レギュラーシーズンとプレーオフのラグビーは違う」とコメントした。優勝を争う戦いは、国代表同士の試合にも似た緊張感がある。一つの反則、一つのミスが勝敗を分ける。準備したプレーを正確に遂行し、的確な状況判断でゲームの流れをものにするのはどちらのチームなのか。一瞬たりとも目の離せない80分が、まもなく始まる。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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