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ラグビー コラム 2023年5月8日

リーグワン優勝争いのキーマンは誰? 試合の流れを変え、勝利に導く選手たち

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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マルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

14日(日)に対戦する両チームも注目選手がずらり。S東京ベイはオーストラリア代表SOバーナード・フォーリー、ベテランCTB立川理道らがゲームをコントロールする。南アフリカ代表HOマルコム・マークス、LOルアン・ボタ、NO8ファウルア・マキシなど、屈強なボールキャリアーが並ぶが、昨年の新人賞WTB根塚洸雅に加えて、木田晴斗が頭角を現し、トライを奪う決定力はリーグワン屈指だ。FWのキーマンはやはりマルコム・マークス。14試合に出場して10トライ。相手にコンタクトされてもびくともしないジャッカルで相手のチャンスの芽を摘む。BKでは木田晴斗をあげたい。リーグ戦16トライは、東京サンゴリアスの尾崎晟也に続いて2位。ハイボールにも強く、プレーオフでもキックパスをキャッチしてトライする場面が見られるかもしれない。

対する東京SGは、リーグ戦では海外代表選手に怪我が相次いだ。それでも戦えたのは日本代表資格を持つ選手のレベルが高いからこそだが、齋藤直人流大という日本代表SHコンビがいるのは大きな強み。リーグ戦18トライで最多トライゲッターに輝いたWTB尾崎晟也、WTBテビタ・リー、FB松島幸太朗らアウトサイドバックスはハイレベルだ。プレーオフの緊張感のなかで力を発揮するのは、国際舞台の経験豊富な松島幸太朗、CTB中村亮土中野将伍といった日本代表選手か。

ハリー・ホッキングス(東京サンゴリアス)

FW陣は、下川甲嗣山本凱箸本龍雅ら若いFW第三列に期待がかかる。第一列はHO堀越康介中村駿太、PR垣永真之介、石原慎太郎ら多士済々。FWの中でキーマンとして名前をあげたいのは、LOハリー・ホッキングスだ。まだ24歳で2020年の加入以降着実に成長している。身長206cm、体重118kgのサイズで骨惜しみせずに動き続けるハードワーカー。今季も16試合で1224分プレー。ラインアウトのキャッチ102回はリーグ1位。タックル成功率も92.6%と高い。マイボールのキックオフでボールを奪うなど、空中戦で流れを変えることができる選手だ。プレーオフでもその能力を発揮するだろう。

以上、4チームのキーマン、注目選手をあげてみたが、これ以外の選手からヒーローが生まれるかもしれない。日本最強クラブを決めるプレーオフを見逃してはならない。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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