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ラグビー コラム 2023年4月14日

プライドをかけたダービーマッチ。ジャパンラグビー リーグワン第15節、グリーンロケッツ東葛×スピアーズ船橋・東京ベイ戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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スピアーズ自慢のビッグパックが前がかりにたたみかける展開になれば、どのチームであっても対抗するのは困難だ。キッキングゲームで優位に立ち、できるだけ長く敵陣で戦うことも、グリーンロケッツが勝利するための条件になるだろう。

グリーンロケッツ東葛スターティングメンバー

2日前に発表された登録メンバーを見ると、グリーンロケッツは前節の横浜キヤノンイーグルス戦からFW、BKで3人ずつ先発を入れ替えた。右PRに菊田圭佑が入り、右LOはジェイク・ボールからルーク・ポーターへチェンジ。前節8番をつけたアセリ・マシヴォウは7番に移り、フェトゥカモカモ・ダグラスがNO8を務める。

BKではニック・フィップスに替わって藤井達哉が9番でスタートし、前節好アシストを見せたSO前田土芽とコンビを組む。両WTBは左に尾又寛汰、右に後藤輝也という並びで、尾又は3試合ぶり、後藤は2試合ぶりのスタメンだ。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイスターティングメンバー

対するスピアーズの前節からの先発変更は5人。両PRが紙森陽太と北川賢吾に入れ替わり、LOではルアン・ボタが4番に名を連ねた。バックローはNO8ファウルア・マキシが2試合ぶりにスタメンに復帰。青木祐樹と末永健雄が1番ずつ繰り上がって両FLを務める。

BKは前節リザーブの押川敦治が10番に昇格。またキャプテンの立川理道が2試合ぶりのスターターで左CTBに入った。それにともない、リカス・プレトリアスとハラトア・ヴァイレアはそれぞれ13番、14番に下がる。

リーグ戦の先に控える決戦に向け残された実戦の場は、今節を含めあと2つ。笑顔でシーズン終了を迎えるためには、この貴重な機会をどこまでチーム力向上につなげられるかが重要なポイントになる。それぞれの戦いぶりに注目だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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