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第24回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会
【ハイライト動画】決勝 桐蔭学園 vs. 東福岡
30分には再びFB吉田がPGを決めて、2トライ先制された桐蔭学園が13-12と逆転して、前半を折り返した。
ハーフタイム、「立って縦につなぐ」をテーマとしていた桐蔭学園だったが、相手の圧力の前に出てオフロードパスすることができなかったため、「FW(フォワード)は当たってからレッグドライブしよう」と修正した。するとFWが塊となってしっかり前に出ることができるようになり、後半の入りは桐蔭学園が主導権を握る。
後半、桐蔭学園FB吉田のトライ
後半3分、桐蔭学園FWが前に出て、相手の反則をもらいアドバンテージの中、ハーフウェイライン付近からFB吉田が裏へキックし、そのボールを自らキャッチ。最後は相手をかわして飛び込んで左中間にトライを挙げて20-12と突き放す。
さらに11分にはFWがじわじわ前に出て、最後はPR前田麟太朗(2年)が左中間にねじ込んでトライ。さらに20分、FWで攻め込んだ後、左大外に展開し、WTB田中健想(2年)がトライを挙げ、34-12として勝負あり。
ノーサイド、桐蔭学園が4度目の優勝
東福岡も27分にFB隅田誠太郎(2年)が1本返したが、そのままノーサイド。『東の横綱』桐蔭学園が34-19で勝利し、4年ぶり4度目となる春の王者に輝いた。なお、桐蔭学園が全国大会の決勝で東福岡に勝利して優勝したのは初となった。
東福岡の高比良主将
冬の花園に続いて春の制覇を狙ったが、昨年に続いて決勝で敗れた東福岡のキャプテンNO8(ナンバーエイト)高比良恭介(2年)は「前半の10分は最高の形だったが、PGで点差を詰められた。後半の入りでトライを取られたのがきつかった。(後半)自分たちがPGでも先に取れたら流れが違った。(冬に向けて)ウェイトトレーニング、ディフェンスなど全部、もう1回見直していきたい」と前を向いた。
藤田雄一郎監督は「大会通じてこれだけ成長するとは思わなかった。(接点が)やれないと桐蔭学園に対抗できない、東福岡のラグビーができない。(花園まで)あと9ヶ月、(今の段階で)ここまでできるんだ、と楽しみではあります。最後に負けたこともいいエッセンスになったと思います」と悔しそうに振り返った。
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