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ラグビー コラム 2023年1月10日

圧巻V2!帝京大学がスクラム足場に決勝最多得点で連覇。早稲田大学を大学選手権決勝で破る

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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そして、この得点差をどう埋めるか、について問われた大田尾監督は、決勝戦の直後ながらこう答えた。

「僕が2年やっているベースでいうと、攻撃にかなり練習の比重を置いています。これをベースと捉えて、(たとえば)極端に練習時間をアタックかディフェンスに振る、このベースを信じて中盤のアタックは手を加えずに組み立てる、といった極端な何かを仕掛けないといけないかなと思います」

「今日多くの失点をして選手はショックだと思いますが、これでも何か得られるものを探して、残してくれたもの、手に入れたもの、ということにフォーカスを当ててやっていくしかないかなと思います」

そして名将・岩出雅之前監督の後任である帝京の相馬監督は「学生たちが素晴らしいパフォーマンスをみせて、優勝という形を終えることができ、本当に幸せだなと思っています」と話した。

なぜ、ここまで強いのか。

そう問われると、相馬監督は答えた。

「何かひとつではないと思います。岩出先生がつくった文化が一番重要な要素。そこにキャプテンを代表とするような、努力の素晴らしさを知っている学生が厳しい練習に耐え、勉強にも励む。その繰り返しを献身的なスタッフが指導、サポートしている。それがこのチームの強さだと思います」

2009年度から前人未踏の大学9連覇を達成した帝京。

2018年度に連覇は途絶え、明治大学(2018年度)、早稲田大学(2019年度)、天理大学(2020年度)が王者となり、そして2022年度は帝京が連覇を達成した。

ここから真紅ジャージーの連覇がふたたび始まるのか。

各大学が絶対王者との差を見つめ、答えを模索する時代がふたたびやってくるのか。

各大学のこれから、そして帝京の来シーズンが今から楽しみだ。

文:多羅正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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