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ラグビー コラム 2023年1月6日

運命の刻。大学王者が決まる最終決戦「帝京大学×早稲田大学」。第59回全国ラグビー選手権大会決勝プレビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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CTB松山千大主将をはじめ、看板のスクラムを牽引するPR高(中が目)井翔太、HO江良颯、PR上杉太郎など先発フォワード、SH李錦寿、SO高本幹也のハーフ団が牽引するその他の陣容は変わらない。

そして39大会連続56回目の選手権出場となる早稲田。

12月4日の早明戦(対抗戦)で21-35で敗戦してから、選手権初戦(3回戦)で東洋大学、準々決勝で明治大学、そして準決勝で京都産業大学を破り、2季ぶりの決勝進出を果たした。

ついに優勝時にのみ試合後に歌われる第2部歌『荒ぶる』を歌うまで、あと1勝となった。

『荒ぶる』はただの部歌ではなく、早稲田ラグビーの中心にある永久不変の道標のようなものなのだろう。

この『荒ぶる』があるがために、早稲田はいつの時代も、どんな選手構成であっても逆算思考を働かせ、優勝を掴み取るための妙手を絞り出してきた。

OBで指揮官の大田尾竜彦監督が、準決勝後に話していた。

「ラグビーチームにはタイプが2つあると思っていて、1つは『自分たちのことをやりきるチーム』。もう1つは、相手を研究してその一週間でゲームプランを変えて今日のプランとしてやり切るぞ、というチーム。ウチ(早稲田)は明らかに後者です」(早稲田・大田尾監督)

関西リーグを2連覇した京都産業大学に1点差(34-33)で競り勝った準決勝。

早稲田は京産大に勝つためのプランで戦った。FL相良昌彦主将は、前半PK獲得後にタッチキックを選んでいた理由に触れた。

「最初はショットを狙ったのですが、京都産業大学さんはフォワードに強みがあって、14番(シオネ・ポルテレ)も怖い選手でした。とにかく相手を自陣に入れず、ずっと敵陣で戦いたいと思っていました」

「自陣からボールを蹴ってしまったらロストしてしまうので、トライが取れなくてもタッチキックを狙いました。とにかく敵陣でプレーしようという意思統一ができた結果でした」(早大・相良主将)

相手を徹底的に研究する。1点差でも上回ろうと知恵の汗をかく。それが早稲田だ。日曜日の檜舞台でも、帝京戦のためのプランを用意してくるだろう。

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