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ラグビー コラム 2022年12月25日

佐賀工業、「モメンタム」をつかみ縦に大きいFWと横の展開力があるBKで上位進出を狙う。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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モールで相手を崩す佐賀工業

花園に向けてブレイクダウンの確認、武器であるセットプレーから少ないフェーズでトライを取りきることなどに注力しているという。また、秋には関西遠征を敢行し、強豪の胸を借りた。「試合中のきつい状態でもしっかりコミュニケーションを取って、横と信頼関係を持ってディフェンスできるかを大事にしている。声出しやコミュニケーションを意識して試合、練習をしています」(舛尾主将)。

今季、枝吉監督が大事にしてきた言葉がある。それは「モメンタム」(勢い)だ。舛尾主将が「試合の入りでしっかりモメンタムを生むプレーを心がけている」と言えば、指揮官も「ラグビーは技術も大事ですが、メンタルも大事なスポーツだと思っています。花園という舞台は、最初からモメンタムを持って戦えるか大事なので、大きなFWの選手を出して、最初に勢いをつけたい」と話す。

Bシードの佐賀工業は1回戦がシードされて、2回戦から出場で、12月30日(金)に岐阜工業(岐阜)vs.高知中央(高知)の勝者と対戦する。順調に勝ち上がれば1月1日(祝・日)に同じBシードの東海王者・中部大春日丘(愛知)と対戦する可能性が高い組み合わせとなった。

枝吉監督は「まず、花園の目標は、昨季の先輩たちと同じで、1月3日に行く、つまりベスト8です。ターゲットは3回戦で対戦する中部大春日丘で、その後は1つずつ戦っていきたい」と話した。

舛尾主将(左)、後藤副将はラグビースクール時代からの幼なじみ

FL舛尾主将は「昨季の先輩たちを超えるために、まずベスト4を目指して頑張ります。個人的には従兄弟の(LO舛尾)緑のいる東福岡と対戦したい。自分は華やかなプレーはできませんが、身体を張ってチームに勢いつけられるように頑張ります」と言えば、ランが一番のウリだという副将CTB後藤は「どこが相手でもチャレンジャーという気持ちを持って、強気のプレーで一戦一戦、優勝を目指して勝っていきたい」と意気込んだ。

縦に大きなFWが揃い、横への展開力もある総合力の高くバランスの取れたチームに仕上がっている佐賀工業。2000年度の準優勝を超えるべく、まずは1月3日を目指す。

文/写真:斉藤健仁
写真提供:佐賀工業高校

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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